ホワイトニング歯磨き粉は危険!歯が白くならない理由と対策方法
「ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使っているのに、一向に歯が白くなる気配がない」と悩んでいる人もいるでしょう。
実は、ホワイトニング歯磨き粉自体には歯を白くする効果がなく、それどころか知覚過敏や虫歯などのリスクが潜んでいます。
この記事では、ホワイトニング歯磨き粉の特徴や効果と危険性を解説していくので、歯を白くしたいという人はぜひ参考にしてみてください。
ホワイトニング歯磨きの効果と危険性

冒頭でもお伝えした通り、ホワイトニング歯磨き粉には歯を漂白する効果はありません。
では、ホワイトニング歯磨き粉にはどのような効果があるのか、以下で解説していきます。
ホワイトニング歯磨き粉の効果
ホワイトニング歯磨き粉には、ステイン(着色)や歯垢・歯石をケアする効果があります。
ただし、ステインを落とすためには継続的な使用が欠かせません。
ホワイトニング歯磨き粉の効果を実感できるのは、継続使用してから2週間~3か月ほどしてからだといわれています。
ホワイトニング歯磨き粉の種類
ホワイトニング歯磨き粉の有効成分は、製品ごとに違います。
含有成分の違いでホワイトニング効果にも差があるため、どの成分を含んでいるか確認することが大切です。
今回は、ホワイトニング歯磨き粉によく使われる3つの成分を紹介します。
- ポリリン酸ナトリウム
- ハイドロキシアパタイト
- シリカ
ポリリン酸ナトリウム
ポリリン酸ナトリウムは、ステインや歯垢といった歯の汚れを浮かび上がらせる効果があります。
この効果のおかげで、ブラッシングによって歯の汚れを取り除きやすくなります。
さらに、ポリリン酸ナトリウムにはコーティング効果もあり、汚れの再付着を防ぐ効果も期待できます。
ハイドロキシアパタイト
ハイドロキシアパタイトには、歯の表面をコーティングする効果があります。
歯を滑らかに整えることで汚れや着色の付着を防ぐため、ホワイトニング後におすすめの成分です。
歯の細かい傷も埋めてくれるので、虫歯予防効果も期待できます。
シリカ

シリカには、研磨作用と汚れを吸着する効果があります。
これにより、歯の表面についた汚れをそぎ落とし、虫歯菌や歯周病菌を吸着し洗い流すことが可能です。
ただし、シリカ含有のは磨き粉を継続的に使用すると、歯の表面に傷がつく可能性があるので、使用頻度に気を付けなくてはいけません。
ホワイトニング効果のある歯磨き粉の危険性
ホワイトニング歯磨き粉は効果的にステインを除去できるため、オフィスホワイトニング後のホームケアに最適です。
しかし、過度な使用や誤った使用方法を続けると、歯に大きなダメージを与える可能性があります。
ホワイトニング歯磨き粉が歯に与えるデメリットは以下の3つです。
- 歯を傷つけてしまう
- 知覚過敏になる可能性がある
- 着色がつきやすくなる
歯を傷つけてしまう
研磨作用の強いホワイトニング歯磨き粉を使用すると、歯の表面を傷付けてしまいます。
下記の成分が記載されている歯磨き粉は研磨成分が含有しているため、毎日使用するのは控えましょう。
- 歯磨用リン酸水素カルシウム
- リン酸水素カルシウム
- 炭酸カルシウム
- 無水ケイ酸
歯の表面が傷つくと、エナメル質が薄くなり虫歯になりやすかったり、歯が変色したりすることがあるため、注意が必要です。
知覚過敏になる可能性がある
ホワイトニング歯磨き粉の研磨成分によってエナメル質が薄くなると、外部刺激に弱くなります。
冷たい物や熱い物がしみるようになると、知覚過敏になっているかもしれません。
研磨成分だけでなく、長時間のブラッシングや強いちからでのブラッシングも知覚過敏の原因になるので、心当たりがある人は歯磨き習慣を見直しましょう。
着色がつきやすくなる
研磨作用の強いホワイトニング歯磨き粉の使用を続けると、歯の表面を傷付け、ステインや歯垢が付きやすくなってしまいます。
本来の歯はつるんとなめらかなため、汚れやステインがつきにくいものです。
汚れを落としたいからといって、ゴシゴシとブラッシングするのもおすすめできません。
歯が黄色くなる原因とは

歯の色にコンプレックスを抱えている人は、「なぜ歯が黄ばむんだろう」と悩んでいることでしょう。
歯が黄色くなる主な理由は、ステインや歯石、加齢が考えられます。
歯が黄ばむ原因として考えられる以下8つの項目を解説しましょう。
- ステイン(着色)
- 歯石
- 加齢
- 虫歯・詰め物・神経の除去
- 歯磨きの習慣
- ドライマウス
- うがい薬・内服薬
- 疾患
ステイン(着色)
コーヒーやカレーなどの色の濃い飲み物や食べ物をよく食べる人は、ステインが付きやすい傾向にあります。
ステインは1度歯に付着するとなかなか取れないため、歯の黄ばみが気になる人は、普段の食生活から気を付けなくてはいけません。
食べ物や飲み物以外にも、喫煙習慣がある人はニコチンによって歯に着色汚れがおこります。
歯石
ブラッシング不足によって磨き残しが多いと、歯垢が次第に硬くなり、歯石へと変化します。
初期段階の歯石は白色や黄色がかったものが多いです。
しかし、歯石にステインが付着すると黒に変化してしまうため、定期的にクリーニングやPMTCを受ける必要があります。
加齢
加齢とともに歯のエナメル質が薄くなり、内部の象牙質が透けるようになります。
象牙質は黄色みがかっているため、年齢を重ねるごとに歯の白さが失われるのです。
また、連嶺とともに象牙質が厚くなり、色が濃く見えてしまうこともあります。
虫歯・詰め物・神経の除去
虫歯を治療せずに放置しておくと、歯の色が黒く変色してしまうため、早期治療が大切です。
また、治療をした歯の詰め物(金属)によって、歯茎と歯の間が変色してしまったり、歯の神経を除去することで歯が黒ずむこともあります。
このような状態になってしまうと、ホワイトニングでは歯を白く戻せません。
歯磨きの習慣

ブラッシングを長時間していたり、力強く行ったりしていると、歯の表面のエナメル質がすり減ってしまいます。
歯に傷が付くと、ステインが付きやすくなるだけではなく、知覚過敏や虫歯リスクが上昇するため注意が必要です。
また、エナメル質が薄くなると、象牙質が透けて歯が黄色みがかって見えることもあります。
ドライマウス
通常は唾液の自浄作用によって、口の中は清潔に保たれています。
口の中が乾いた状態が続くドライマウスは、唾液による自浄作用は得られず、歯垢やステインが付きやすくなる原因となります。
ドライマウスの原因はさまざまですが、歯科医や耳鼻科で改善できる可能性もあるので、一度かかりつけの病院に相談してみてください。
うがい薬・内服薬
うがい薬や内服薬の使用で、歯が着色してしまうことがあります。
薬による着色は、歯磨きやホワイトニングでは改善できません。
下記のうがい薬や内服薬を使用している、または使用していた人は、薬を服用したあと口をゆすぐようにしましょう。
- うがい薬:ポピドンヨード・クロールヘキシジン
- 液体漢方薬
- 抗生物質:テトラサイクリン
疾患
遺伝性の疾患や代謝異常によって、歯の色が黄みがかってしまうことがあります。
疾患や歯の状態によっては、ホワイトニングでの改善も難しいため、気になる症状があるときは早い段階で歯科医に相談するのがおすすめです。
歯に変色が起きる可能性のある疾患は、以下の通りです。
- 先天性ポルフィリン症
- 低フォスファターゼ血症
- 上皮小体機能亢進症
- 先天性梅毒
- 過ビリルビン血症
- 先天性タンパク血症
- 糖尿病
ホワイトニング歯磨き粉で歯が白くならない理由

ホワイトニング歯磨き粉には、歯そのものを白くする効果がありません。
特に、以下4つに当てはまるケースでは、ホワイトニング歯磨き粉の効果を実感できない可能性が高いです。
- 疾患や内服薬によって歯が変色している
- 生活習慣によって歯が変色している
- 加齢で象牙質が厚くなっている
- 被せ物による変色
疾患や内服薬によって歯が変色している
疾患や内服薬によって歯が変色している場合、ホワイトニング歯磨き粉では歯を白くすることはできません。
オフィスホワイトニングやホームホワイトニングを行っても、歯の色にムラがでる可能性があります。
疾患や薬による重度な歯の変色は、ラミネートベニアやセラミッククラウンを検討するのがおすすめです。
生活習慣によって歯が変色している
着色が付きやすい食生活や喫煙習慣、歯磨きの習慣などによって歯が変色している場合、ホワイトニング歯磨き粉だけでは歯を白くできない可能性が高いです。
また、この状態でホワイトニングをしても、ステインの再付着によってすぐに歯が変色してしまいます。
ホワイトニングと平行して、ステインがつきやすい生活習慣をあらためましょう。
加齢で象牙質が厚くなっている
加齢によって象牙質が厚くなっている場合、ホワイトニング歯磨き粉では歯の色を改善できません。
年齢とともに厚くなった象牙質は、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングで漂白することで、歯の色を白くできます。
ただし、定期的にケアしなければ歯の色は元に戻ってしまうため、ホワイトニングを継続しなくてはいけません。
被せ物による変色
虫歯治療などの被せ物による変色は、ホワイトニング歯磨き粉で対処できません。
この場合歯の被せ物をオールセラミックに取り替えるのがおすすめです。
長時間金属に歯茎が金属に接していた場合、レーザー治療が必要になる可能性もあります。
ホワイトニング歯磨き粉が向いている人

ホワイトニング歯磨き粉が向いているのは、歯垢やステインをケアしたいという人です。
ホームホワイトニングやオフィスホワイトニングで歯の漂白をしながら、歯に汚れがたまらないようにケアする目的として使うと、満足いく結果が得られるでしょう。
ホワイトニング歯磨き粉の選び方
ホワイトニング歯磨き粉を選ぶときは、歯磨き粉に含まれている有効成分をチェックしましょう。
研磨作用が強いものを選ぶと、歯に大きなダメージとなって、知覚過敏や歯に微細な傷がつくためおすすめできません。
どの成分がいいのか悩んでいる人には、汚れを浮き上がらせるポリリン酸ナトリウムが含まれた歯磨き粉がおすすめです。
歯身磨き粉以外のホワイトニング方法
最後に、ホワイトニング歯磨き粉では対処できない歯の黄ばみを改善する方法を紹介します。
「歯を白くしたいけど、歯磨き粉では変化が見られない」という人は、下記を参考にしてみてください。
- クリーニング・PMTC
- オフィスホワイトニング
- ホームホワイトニング
- デュアルホワイトニング
- ラミネートべニア
- セラミッククラウン
クリーニング・PMTC
ホワイトニング歯磨き粉で取り除けないステインや歯垢除去には、歯医者でのクリーニングやPMTCがおすすめです。
機械を使用した歯の清掃で、歯にこびりついた汚れをすっきり洗い流せます。
虫歯や歯周病予防にも役立つので、定期的に受けるようにしましょう。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医で行うホワイトニングです。
象牙質を漂白できる強い薬剤を使用するため、真っ白な歯を目指せます。
知覚過敏などのトラブルが起きてもすぐに対処してもらえるため、安心してホワイトニングを行えます。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、自宅で行うホワイトニングです。
歯科医の指導のもとホワイトニングするため、自宅でも安全に歯を白くできます。
後戻りしても、薬剤があれば自分でケアできることが魅力です。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、歯医者でのオフィスホワイトニングと自宅でのホームホワイトニングを併用する方法です。
ホワイトニング効果がもっとも高く、白い歯を持続できます。
「オフィスホワイトニングでは物足りない」、「白い歯をキープしたい」という人におすすめです。
ラミネートべニア
ラミネートベニアは、歯に薄い人工歯をはり付けて審美性を高める方法です。
薬剤や疾患による歯の変色をカバーするのに向いています。
歯の表面を削る場合もありますが、0.5mm程度とわずかなので、ほとんど歯に負担はかかりません。
セラミッククラウン
セラミッククラウンは、歯を削り、上からセラミック製の人工歯を取り付ける方法です。
歯の色・歯並び・歯の形を整え、審美性を高められます。
健康な歯を大きく削る必要があるため、慎重に治療を検討しましょう。
ホワイトニング歯磨き粉はステインをケアするのに最適

ホワイトニング歯磨き粉は、ステインや歯垢のケアに最適なデンタルケアアイテムです。
汚れを浮き上がらせる効果に特化したものを選べば、ほとんど歯に負担をかけることもありません。
ホワイトニング歯磨き粉で改善できない汚れは、歯科医に相談すると、最適な方法を提案してもらえるでしょう。









