ホワイトニングで痛いと感じたときの対処法|考えられる痛みの原因も解説
ホワイトニング治療をしたあとに「痛みやしみる感覚を覚えた」という声を聞いて、不安に感じている方は多いでしょう。
また、実際に治療を行って痛んだりしみたりした方もいるはずです。
では、なぜホワイトニング治療を行うと痛みが発生するのでしょうか。
また、痛みはどのようにすれば抑えられるのでしょうか。
当記事では、ホワイトニングで痛いと感じたときの対処法や痛みを感じる仕組み、痛む理由、痛みが続く期間などについて解説します。
ホワイトニングで痛いと感じて困っている方・痛みを抑えたい方は、ぜひお読みください。
ホワイトニングで痛いと感じたときの対処法
ホワイトニングで痛いと感じたときは、以下の対処法を試すことで痛みを和らげられる可能性があります。
- うがいや歯磨きをする
- 熱い食べ物や冷たい食べ物は避ける
- 痛み止めを服用する
- 知覚過敏用の歯磨き粉を使う
1.うがいや歯磨きをする
うがいや歯のブラッシングを実施し、口内に残ったホワイトニングジェルを口の外に吐き出しましょう。
ホワイトニングジェルが口のなかに残っていると、歯に刺激を与え、痛みを生じさせ続ける可能性があるためです。
痛みを感じている歯を中心に磨くことで、よりしっかりにジェルを落としやすくなります。
歯磨きを行う際、とくにおすすめの歯磨き粉は、フッ素が配合されたものです。
フッ素入りの歯磨き粉は、歯のしみる感覚を抑える作用が期待できるためです。
なお、うがいや歯磨きをしても大抵すぐには治りません。
痛みが引くまでには時間がかかるため、口内を清潔にしたらしばらくそっとしておくようにしましょう。
2.熱い食べ物や冷たい食べ物は避ける

ホワイトニングをした直後は知覚過敏になっている可能性が高いため、軽い刺激でも大きな痛みを引き起こしやすい状態にあります。
とくにホワイトニングを行ってから24時間後までは、知覚過敏の状態が続きやすいため注意しましょう。
知覚過敏の症状のひとつとして「冷たい食べ物が歯にしみる」という話をよく聞く方も多いのではないでしょうか。
しかし冷たい食べ物や飲み物だけでなく、熱い飲食物もしみる可能性があるため注意が必要です。
熱いお茶やアイスなど、温度が極端な飲食物はしばらく控えるようにしましょう。
3.痛み止めを服用する

痛みが長引く場合や耐えかねる痛みが続く場合は、痛み止めを服用するのもひとつの手です。
痛み止めは、基本的に市販のもので問題ありません。
なお、より安心して治療するためにも、使用の際は事前に歯科医師へ確認をとってみることをおすすめします。
ただしほとんどの痛み止めは、痛みを根本的に治療するものではありません。
痛みが異常なほど長引いていたり、強かったりする場合、口内に何かしらの問題が起きている可能性もあります。
飲んで一時的に痛みが引いたからといって油断せず、医師に相談してみるのがおすすめです。
4.知覚過敏用の歯磨き粉を使う
歯磨き粉のなかには、知覚過敏の方向けのものも存在します。
こうした歯磨き粉は、歯の表面をコーティングしてくれる作用が期待できます。
知覚過敏の方向けの歯磨き粉を日常的に使い続けることで、ホワイトニングの際に痛みを感じにくくなる可能性があるでしょう。
歯が痛いと感じる仕組み
歯は、主にエナメル質・象牙質・神経というもので構成されています。
エナメル質とは、歯のもっとも外側を覆っている硬い組織のことです。
エナメル質の下には象牙質という組織があり、さらに象牙質の下には神経が通っています。
神経が通っていないエナメル質は、基本的に痛みを感じません。
対して神経の近くにある象牙質は繊細で、刺激を受け取ると体に痛みを感じさせます。
刺激の具体例としては、ホワイトニングの薬剤や辛い料理、熱い飲食物や冷たい飲食物などが挙げられるでしょう。
普段はエナメル質が象牙質を守ってくれているため、歯に刺激を受けても痛みを感じにくくなっています。
しかしエナメル質がダメージを受けると、象牙質を守れなくなるため、痛みを感じやすくなるのです。
ホワイトニングは、すべての人が痛みを感じるわけではありません。
痛む人もいれば、痛まない人もいます。
ホワイトニングで歯が痛む場合、エナメル質が傷ついており、薬剤が象牙質にまで届いてしまっている可能性が高いといえます。
ホワイトニングで痛いと感じる理由
ホワイトニング治療によって痛いと感じることがあるのは、なぜなのでしょうか。
痛みを感じる理由として考えられるのは、主に以下の4つです。
- 虫歯
- 歯の削れやひび
- 歯周病
- ホワイトニングの濃度の高さ
1.虫歯
口のなかに虫歯がある場合、ホワイトニングで痛みを感じるケースがあります。
歯が虫歯になると、歯の表面にあるエナメル質が溶け出します。
するとエナメル質が象牙質を守れなくなり、ホワイトニングの薬剤が神経にしみやすくなるのです。
そのほか、虫歯を治療したあとに入れる詰め物が原因となっているケースもあります。
入れた詰め物に隙間ができていると、そこから薬剤がしみて痛みを生じさせる可能性があります。
治療していない虫歯がある方や、詰め物がしっかりと詰まっていない方は、ホワイトニングよりも先に適切な虫歯の治療を行うのがおすすめです。
先に治療することで、ストレスを抑えてホワイトニングを行えるでしょう。
ちなみに虫歯治療の一環でもともと詰め物や被せ物を入れていた場合、その詰め物などがホワイトニングによって白くなることはありません。
歯だけが白くなる形となります。
もしもホワイトニングを行ってから虫歯治療を行った場合、虫歯が治療しにくくなるケースがあるため注意が必要です。
ホワイトニングには、複数の種類があります。歯医者で実施するオフィスホワイトニングの場合、1〜2週間に1回のペースで複数回実施します。
自宅で実施するホームホワイトニングの場合は、1〜2週間の間毎日行うことになるでしょう。
上記のように、ホワイトニングというのは1回で終わらず、複数回続けて行うのが基本です。つまりホワイトニングを先に行うことに決めた場合、虫歯を治療するのがどんどんあとになっていってしまいます。
治療せずホワイトニングを実施している間も、虫歯の症状は変わらず進行し続けます。
進行を放置した状態でホワイトニングを続けることになるため「放置していたらいつの間にか重度の虫歯にまで到達していた」といった事態にもなりかねません。
虫歯が大きく進行すると、ホワイトニングだけでなく虫歯自体の痛みも強くなります。
痛みを避けたい方は、できる限り虫歯を先に治すようにしましょう。
2.歯の削れやひび
歯が削れていたり、ひびが入っていたりする場合、エナメル質の下にある象牙質にまで刺激が届きやすくなります。
この状態でホワイトニングを実施した場合、薬剤がしみやすくなるでしょう。
歯が削れる主な原因は、歯の食いしばりや歯ぎしりです。
食いしばりや歯ぎしりを行うと、歯に強い負担がかかり、削れることがあります。
また、象牙質まで届くようなひびがエナメル質に入っている場合も痛みを感じやすくなります。
ひびは患者さん本人が自覚しにくい側面もあるため「ホワイトニングで痛みを感じるまでひびが入っていると知らなかった」という方も少なくありません。
歯が削れている場合は、削れている場所を保護してから実施することで、痛みを感じにくくなる可能性があります。
ひびが入っている場合は、ひびの場所にカルシウムやアパタイトといったものを埋め込んで象牙質をカバーし、ホワイトニングを行う形で対処します。
3.歯周病
歯周病が進むと、歯茎が下がり、歯の根っこの部分がむき出しになります。
歯の根っこにはエナメル質が存在していないため、むき出しになった根っこはエナメル質に守られません。
エナメル質がなく、露出した状態になっている象牙質にホワイトニングの薬剤が触れると、刺激を強く感じ、痛みを生じさせやすくなります。
歯周病がある方は、先に治療を行ってからホワイトニングを実施するようにしましょう。
4.ホワイトニングの濃度の高さ
ホワイトニングに使用するジェルは、人体に対する安全性が広く認められた薬剤です。
とはいえ濃度が高いホワイトニングジェルを使用すると、人によっては痛みを感じる可能性があります。
とくにエナメル質が薄い方は、痛みやしみた感覚を覚えやすいため注意が必要です。
ホワイトニングで痛みを覚えやすい方は、濃度が低く、刺激が比較的弱いジェルを選択することをおすすめします。
ホワイトニングが痛いのはいつまで続く?

ホワイトニングによって感じた痛みは、数時間から数日で治まるケースがほとんどです。
そう長く続くことはほとんどないため、ご安心ください。
なおいくら経っても痛みが治まらない場合や、あまりにも痛みが強すぎるという場合は、別の深刻な症状が隠されている可能性もあります。
痛みに対して違和感を覚えた場合は、歯科医院に相談してみることをおすすめします。
まとめ
ホワイトニングで感じた痛みは、うがいや歯磨きを行ったり、痛み止めを服用したりすることで和らげられる可能性があります。
痛みを感じる場合、虫歯や歯周病があったり、歯にひびが入っていたりすることが理由として考えられるでしょう。
ホワイトニングによる痛みは、大抵の場合数時間から数日程度で治まります。
なお数日経っても痛みが引かない場合や、過度に強い痛みを感じる場合は、何かしらの異常が起きている可能性もあります。
気になる場合は、歯科医院に相談してみるのがおすすめです。
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