マウスピース矯正はデメリットばかり?出っ歯になる可能性も
マウスピース矯正はワイヤー矯正のように矯正器具が目立たず、機能面での不便が少ないので、近年注目を浴びている歯科矯正の方法です。
しかし、「マウスピースでは歯並びが治らなかった」、「マウスピース矯正をしたら虫歯になってしまった」など、マイナス面の口コミも見かけますよね。
この記事では、マウスピース矯正のメリット・デメリットや、注意点などを解説していきます。
この記事を読むとわかること
- マウスピース矯正とは
- マウスピース矯正のメリット・デメリット
- マウスピース矯正がおすすめな人
- マウスピース矯正をする際の注意点
マウスピース矯正は出っ歯になる?

「マウスピース矯正は具体的にどのような矯正方法なんだろう」、「逆に、歯並びが悪くなることがあるという噂を聞いたけど、実際はどうなんだろう」と疑問に思っている人もいるでしょう。
そこで、マウスピース矯正の特徴や効果、メリット・デメリットを解説します。
マウスピース矯正を正しく理解して、自分にあった矯正方法を選択しましょう。
マウスピース矯正とは
マウスピース矯正は、マウスピース型の透明な矯正装置を装着して、歯に一定の力をかけ続けることで歯を矯正する方法です。
近年大きな注目を集めているマウスピース矯正ですが、ネットでの大々的なPRもあり、ネット完結で矯正ができると勘違いしている人もいるのではないでしょうか。
実際のマウスピース矯正は、口の中の状態をスキャン・分析して、治療計画を立てる必要があります。
効果
マウスピース矯正は1週間~2週間に1回程度ずつ新しいマウスピースに変えることで、矯正をすすめていきます。
抜歯が必要なほどの不正咬合には向きませんが、八重歯や出っ歯など、幅広い歯並び矯正が可能です。
歯科医によっては、マウスピース矯正とホームホワイトニングを平行できることもあるので、矯正とホワイトニングを平行したい人はかかりつけの歯科医に相談してみましょう。
治療期間
マウスピース矯正にかかる期間は、部分的なすきっ歯を矯正したいという場合は3か月程度で治療が終了します。
前歯だけでなく奥歯までしっかりと歯を整えたいという場合は、1年~2年程度かかるのが一般的です。
見える範囲だけを矯正したい場合は、マウスピース矯正なら短期間で安く治療が受けられます。
ワイヤー矯正との違い
マウスピース矯正とワイヤー矯正、両者の大きな違いは「矯正装置」にあります。
マウスピース矯正は着脱が自分でできる矯正装置を使用するので、必要に応じて取り外してケアができますが、ワイヤー矯正は自分で着脱ができません。
また、マウスピース矯正は難しい症例を矯正できませんが、ワイヤー矯正は幅広い症例に対応できます。
マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正は、矯正をしていることが周囲にわかりづらいことが最大の魅力で、ワイヤー矯正に比べて矯正中の痛みも少ない傾向にあります。
自分で着脱ができるので、しっかりとケアしやすいことも魅力です。
マウスピース矯正のメリットをくわしく解説していくので、マウスピース矯正を検討している人はデメリットと比較して検討してみてください。
- 装着器具が目立ちにくい
- 痛みや違和感が少ない
- しっかりと歯を磨ける
装着器具が目立ちにくい
マウスピース矯正は、透明度の高いマウスピース型の矯正器具を使用するため、矯正をしていても装着器具が目立ちにくいことが魅力です。
ワイヤー矯正では矯正器具が目立ってしまうため、審美面から矯正を諦めていた人にとって大きなメリットとなるでしょう。
人と話すことが多い接客業や営業などの仕事についている人にもおすすめです。
痛みや違和感が少ない
マウスピース矯正は、ワイヤー矯正よりも弱い力で少しずつ歯を動かしていきます。
そのため、歯科矯正特有の痛みが少なく、矯正中も違和感なく生活できるでしょう。
ただし、マウスピース変更後は数時間~数日間弱い痛みがある場合もあります。
しっかりと歯を磨ける
ワイヤー矯正は矯正装置を付けたまま歯磨きをしなくてはいけないため、磨き残しによる虫歯ができやすい傾向にあります。
しかしマウスピース矯正は、矯正装置を外して歯磨きができるので、歯の汚れや着色をしっかりケアすることが可能です。
矯正をしていても歯の白さを維持したいという人には、マウスピース矯正がおすすめです。
マウスピース矯正のデメリット

マウスピース矯正は、適応される症状の幅がワイヤー矯正に比べて少ないため、歯並びによっては矯正を行えない可能性があります。
また、装着時間が短いと効果を実感できないこともあるため、マウスピース矯正を検討している人は、デメリットを把握しておくことも大切です。
ここからは、マウスピース矯正のデメリットを解説していくので、メリットとあわせて参考にしてみてください。
- 症状によっては適応外で治療が受けられない
- 虫歯になりやすい
- 装着時間が短いと効果を発揮しない
症状によっては適応外で治療が受けられない
出っ歯や八重歯、すきっ歯など、幅広い症例に対応できるマウスピース矯正ですが、酷い不正咬合の矯正は行えません。
具体的にいうと、抜歯が必要な矯正・重度な出っ歯や受け口・開咬にはマウスピース矯正の適応外です。
上記にあてはまる歯並びを矯正したい場合は、ワイヤー矯正をする必要があります。
虫歯になりやすい
マウスピース矯正は食事以外の時間はマウスピースを装着しておかなくてはいけません。
通常は唾液の自浄作用によって虫歯が予防できますが、矯正中は唾液による自浄作用の恩恵を受けられないため虫歯になりやすい傾向にあります。
そのため、マウスピース矯正を行う場合は普段よりもしっかりとデンタルケアを行い、虫歯を予防しましょう。
装着時間が短いと効果を発揮しない
一般的にマウスピース矯正は、1日に20時間装着している必要があります。
装着時間が短くなると、矯正効果を発揮しません。
歯磨きをしてマウスピースを付けるのを忘れたり、面倒臭がってマウスピースを付けたり付けなかったりすると歯並びは矯正されないので注意しましょう。
適応症例外の場合は歯並びが悪化してしまう可能性がある
マウスピース矯正を行うときは、必ず歯科医で口の中の状態や歯の状態を確認して、自分専用のマウスピースを作る必要があります。
ネット通販などで購入したマウスピースを使用すると、余計に歯並びが悪化してしまう可能性もあるので注意が必要です。
また、見た目のきれいさだけを追求して矯正を行うと、噛み合わせが悪くなり歯や体調に不調をきたす可能性もあります。
マウスピース矯正がおすすめな人

マウスピース矯正はすべての症例に適応できる矯正方法ではないため、しっかりと自分に合った矯正方法なのか見極めることが大切です。
これまで紹介したマウスピース矯正の特徴や、メリット・デメリットを踏まえて、マウスピース矯正がおすすめな人を紹介します。
以下3つの項目に当てはまる人は、マウスピース矯正で満足いく結果が得られる可能性が高いです。
- マウスピースの着用時間を守れる人
- 少しだけ歯並びを整えたい人
- 周囲に歯科矯正をしていると知られたくない人
マウスピースの着用時間を守れる人
マウスピース矯正の着用時間をしっかり守り、面倒臭がらずにメンテナンスを続けられる人はマウスピース矯正がおすすめです。
マウスピース矯正は1日20時間以上の着用が義務づけられていて、着用時間が短くなってしまうと思うように矯正の効果を得られません。
「マウスピースの着脱が面倒」「矯正器具の付け忘れをする可能性が高い」という人は、従来のワイヤー矯正をおすすめします。
少しだけ歯並びを整えたい人
「前歯の一部分だけ歯列を整えたい」「少しすきっ歯気味なのが気になる」という人は、マウスピース矯正で十分に満足いく矯正結果が得られます。
マウスピース矯正は、部分的な歯列矯正に最適な矯正方法で、軽度な不正咬合の場合は3か月程度で矯正を終えられるでしょう。
また、矯正にかかる期間が短い分矯正費用も安くなるので、短期間・低予算で歯科矯正が行えます。
周囲に歯科矯正をしていると知られたくない人
マウスピース矯正は、透明度の高いマウスピース型の矯正器具を使用するため、近くで話していても矯正をしていると気づかれることは少ないでしょう。
そのため、接客業や営業など、人と接する機会が多い人や、ワイヤー矯正は審美面がデメリットだと感じている人におすすめの矯正です。
食事の際は、マウスピースを外して矯正以前と同じようにご飯を食べられるので、会食に不安を覚えることもありません。
マウスピース矯正をする際の注意点

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正のデメリットを払拭した魅力的な矯正方法ですが、以下4つの注意ポイントがあります。
- マウスピースは歯医者で自分専用のものを作る
- 装着時間を守る
- 虫歯にならないように気をつける
- 矯正の進め方は歯科医の指示に従う
注意点を知らずにマウスピース矯正を行うと後々後悔してしまうかもしれないため、実際に矯正を行う前に確認しておくことが大切です。
マウスピース矯正を行う際の注意点をしっかり解説していくので、マウスピース矯正をしようと検討し始めた人はぜひ参考にしてみてください。
マウスピースは歯医者で自分専用のものを作る
マウスピース矯正を行う際は、必ず歯医者で口腔内の状況を確認・スキャンをとってもらい、自分専用のマウスピースを作ってもらいましょう。
ネットでは安価なマウスピースを販売していますが、自分の歯列と合わないマウスピースを使用すると、歯並びが悪くなってしまう可能性があります。
また、マウスピース矯正は少しずつ歯を動かすために、段階を踏んでマウスピースを交換しなくてはいけないため、自己判断での矯正は歯に不具合が生じる可能性が高いです。
装着時間を守る
マウスピース矯正を行うときは、必ず歯科医で指導された装着時間を守ってマウスピースを装着するように心がけてください。
マウスピースの装着時間を守らないと矯正が進まないため、いつまでたっても矯正が終わらないだけでなく、矯正にかかる治療費用もどんどん高くなってしまいます。
しっかりと装着時間を守って矯正を進めることで、最短・最安で歯科矯正が進められるでしょう。
虫歯にならないように気をつける
マウスピース矯正をしている間は歯が乾いた状態になり、う蝕やプラークが増加しやすくなります。
矯正をしていない口内は、唾液によって虫歯菌などが洗い流されますが、マウスピース矯正を行っていると唾液による自浄作用は得られません。
マウスピース矯正は矯正器具を自分で着脱できるので、しっかりと歯磨きができるため虫歯になりにくいとお伝えしましたが、歯ブラシをサボってしまうとすぐに虫歯になってしまうので注意が必要です。
矯正の進め方は歯科医の指示に従う
マウスピース矯正は、段階ごとにマウスピースを複数回変更して歯並びを整えていく矯正方法です。
早く矯正を終わらせたいからといって、自己判断でマウスピースを変更してしまうと、せっかくきれいに整ってきていた歯並びが悪くなってしまう可能性があります。
マウスピース矯正を行う際は自己判断でマウスピースの交換をするのではなく、必ず歯医者で医師に指示された通りに矯正を進めていきましょう。
マウスピース矯正はワイヤー矯正と組み合わせることも可能!

マウスピース矯正はワイヤー矯正とくらべて審美面に大きなメリットがありますが、歯並びが悪いためやむなくワイヤー矯正を選んだという人もいるでしょう。
その場合は、まずワイヤー矯正である程度まで歯並びを整えて、ある程度の効果を得られたらマウスピース矯正に変更することもできます。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正を組み合わせると、短期間で歯並びをきれいにできるので、気になる人はかかりつけの歯科医に相談してみてください。
メリット・デメリットを比較してマウスピース矯正を行おう

マウスピース矯正はいい面ばかりを取り上げられる傾向にあるため、実際に矯正を行うと思うような結果が得られなかったという人が多いです。
マウスピース矯正にはメリットだけでなくデメリットも存在するため、後悔しないためにもメリット・デメリット両方を知っておく必要があります。
これからマウスピース矯正を行いたいと思っている人は、矯正を行う前にメリット・デメリットを確認して、本当に自分に合っている矯正方法なのか考えてみましょう。









