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PMTCは保険適用外だから費用対効果が低い?デメリット3つを解説

PMTC(=professional mechanical tooth cleaning)は、歯のプロによる機械清掃で、健康的な白い歯を手に入れられます。

PMTCは保険適用外で費用が高くなることから、「費用の割に効果が低いのではないか?」「安い保険内クリーニングや、ホワイトニングのほうがいいのではないか」といわれることもあるようです。
そこでこの記事では、PMTC費用対効果が低いのか?メリット・デメリットを含めた下記4つについて詳しく解説していきます。
 

この記事を読むとわかること
  • PMTCとは
  • PMTCのメリット・デメリット
  • PMTC・スケーリング・ホワイトニングの違い
  • PMTCがおすすめな人

PMTCは効果がないからする意味がないというのは本当か?

PMTCは、ほかのクリーニング方法に比べて費用が高く、ホワイトニングと比較したときに満足いく結果が得られないといわれることがあります。
しかし、PMTCの内容やメリット・デメリットを把握して施術を受けると、満足いくクリーニングが受けられるでしょう。

まずは、PMTCについて特徴やメリット・デメリットを解説していくので、歯のクリーニングを検討している人はチェックしてみてください。

PMTCとは

「PMTCの名前は聞いたことがあるけど、実際はどのようなことをするのかイマイチ分かっていない」という人は多いでしょう。

PMTCは、歯科医師や歯科衛生士による機械での歯面清掃のことです。
歯ブラシで磨くよりもしっかりとプラークを除去できるので、虫歯や歯周病予防に高い効果を発揮します。

特徴

PMTCは、普段のデンタルケアでは取り除ききれない歯石を除去し、歯の再石灰化を促進する高濃度フッ素を塗布するため、虫歯を効果的に防げます。
磨き残しのチェックも行うので、磨き足りない部分や虫歯になりやすい歯がわかり、歯磨きの見直しにも役立つでしょう。

歯面クリーニング後は、汚れが再付着しないように歯を研磨するので、ツルツルの白い歯になれます。

施術の流れ

PMTCはまず歯の染め出しをして、歯ブラシの癖や虫歯になりやすい場所をチェックします。
その後、歯石や着色を除去し、汚れの再付着を防ぐために歯面を研磨します。

歯の汚れ具合で施術にかかる時間は異なりますが、おおよそ30分~60分程度ですべての工程が終了するでしょう。

  1. 磨き残しの染め出し
  2. 歯石の除去
  3. 着色の除去
  4. 歯面を研磨
  5. 高濃度フッ素を塗布
費用

PMTCは基本的に自費診療のため、クリニックごとに設定価格が異なります。
費用の相場は8,000円~15,000円といわれていますが、安いクリニックでは5,000円代で施術が受けられることもあるようです。

治療を受ける前に費用面や施術内容をしっかり説明してもらい、納得した上でクリーニングを受けましょう。

PMTCのデメリット

PMTCのデメリットとして費用面を挙げる人が多いですが、ほかにも以下3つのデメリットがあります。

  • 基本的に自費診療になる
  • 歯に痛みを感じる場合がある
  • 歯茎が傷つくことがある。

PMTCのデメリットとその理由を合わせてくわしく説明していきます。
PMTCを受けるか検討している人は、デメリットとメリット両方を理解したうえで治療を受けるか考えましょう。

基本的に自費診療になる

PMTCは定期的に歯科医で治療を受けていて、歯周病などの診断を受けると保険適用で施術を受けられます。
しかし、基本的に予防歯科は保険適用外の治療になるので、ほとんどの場合は自費診療で施術を受けなくてはいけません。

費用を抑えて歯のクリーニングをしたいという人には、大きなデメリットになるでしょう。

歯に痛みを感じる場合がある

PMTCで歯石取りをすると、知覚過敏によって歯に痛みを感じることがあります。
しかし、知覚過敏による歯の痛みは一時的なもので、一週間程度すると治まることが多いです。

万が一痛みが治まらない場合は、治療を行った歯科医に相談してみましょう。

歯茎が傷つくことがある

PMTCは、歯と歯茎の境目や歯周ポケットについた歯石もしっかりと取り除きます。
その際に器具が歯茎に当たると、歯茎に傷がつくこともあります。

 

歯周病が進行した状態で歯茎に傷がつくと、歯原性菌血症になってしまうこともあるので注意が必要です。

PMTCのメリット

PMTCのメリットとしては、以下の3点が挙げられます。

  • 虫歯や歯周病が予防できる
  • 自然な白い歯になれる
  • 口臭を予防できる

それぞれ詳しくみていきましょう。

虫歯や歯周病が予防できる

歯科医でPMTCをおすすめする一番のメリットとして、効果的に虫歯や歯周病を予防できることにあります。
虫歯や歯周病になってしまうと、PMTCを受けるよりも多くの治療費がかかり、治療が終了するまで毎週のように通院しなくてはいけません。

PMTCの施術を定期的に受けていれば、虫歯や歯周病になるリスクを下げ、高齢になっても自分の歯を20本以上残せる可能性が高まります。

自然な白い歯になれる

PMTCは、歯面についたプラークや着色を落とし、汚れが再付着しないようにツルツルに研磨します。
自分が本来持っている白い歯を維持できるので、歯の黄ばみや着色に悩んでいる人におすすめです。

ただし、歯の色は人によって異なるため、もともとの歯の色が黄みがかっている場合、ホワイトニング効果を期待してPMTCを受けると満足いかない結果になるかもしれません。

口臭を予防できる

口臭の原因はいろいろありますが、その代表的なものは歯周病です。
歯周病によって歯周ポケットが深くなり、その中で細菌が増加すると、口臭のもととなる硫化水素やメチルメルカプタンが作り出されます。

PMTCでプラークを除去し歯周病を予防することは、口臭を予防することにもつながるのです。

PMTCは歯や歯茎の健康を守るのに効果的!

予防歯科は保険が適用できないので、PMTCは自費診療になってしまいますが、歯や歯茎の健康を守るのに効果的なクリーニング方法です。
歯の着色が気になるといった場合にも対応できるので、健康で白い歯になりたいという人に最適です。

ただし、歯茎に傷ができる可能性もあるので、注意点をよく理解した上で施術をお願いしましょう。

PMTC・スケーリング・ホワイトニングの違い

これまでこの記事を読んできて、「PMTCよりもスケーリングやホワイトニングのほうがいいのではないか?」と思った人もいるでしょう。
そこで、PMTCとスケーリング・ホワイトニングの違いをくわしく解説します。

簡単に3つの違いが知りたい人は、下記の表を参考にしてみてください。

  PMTC スケーリング ホワイトニング
効果 プラークを取り除く 歯石を取り除く 歯を白く漂白する
費用 8,000円~15,000円 3,000円~4,000円 12,000円~80,000円
通院頻度 3か月~4か月に1回 3か月~6か月に1回 1週間~2週間に1回
  • プラークと歯石の違い

プラークとは、歯面や歯と歯の隙間にできる細菌の集合体のことで、白くネバネバとしているので、うがいでは落とせません。
プラークがカルシウムやリンと結びつくと再石灰化し、歯石になります。

プラークは歯ブラシや歯間ブラシで簡単に取り除けますが、歯石になってしまうと自分で除去するのが困難になります。
無理に歯石を取り除こうとすると、歯や歯茎を痛める原因になるので辞めましょう。

PMTC

プラークは歯磨きをすると取り除けますが、歯ブラシが届きにくい部分や歯磨きの癖によっては、どうしてもプラークが残ってしまう箇所があります。
PMTCでは、染め出しをして磨き残しが多い場所を確認し、残っているプラークや歯石を除去します。

1回の治療ですべての歯をクリーニングできますが、時間が経つとプラークが付着しやすくなるため、3か月から4か月に1回程度繰り返し治療を受けるのがおすすめです。

スケーリング

スケーリングとは、スケーラーで石灰化した歯石を取り除くことです。

保険適用のスケーリングは1度に治療できる範囲が決まっているため、すべての歯を治療するために2回から3回程度通院しなくてはいけません。
また、時間が経つと歯石がたまってきてしまうため、3か月から6か月に1回程度繰り返し治療を受けるのがおすすめです。

ホワイトニング

ホワイトニングは歯についた着色や黄ばみを分解して、もともとの歯の色よりも白くする治療のことです。
ホワイトニングでは汚れを落とせないため、事前にクリーニングや虫歯治療を行っておく必要があります。

ホワイトニングの種類によって通院頻度は異なりますが、オフィスホワイトニングの場合、1週間から2週間に1度治療を行い、その後は歯の白さを維持するために3か月に1度程度の通院するのがおすすめです。

PMTCがおすすめな人

PMTCは虫歯や歯周病予防として、多くの人におすすめできる治療方法ですが、費用面や効果などから、他のクリーニング方法やホワイトニングなどを検討している人もいるでしょう。
最後に、どの治療方法にするか悩んでいる人に向けて、PMTCの治療がおすすめな人をくわしく解説していきます。

以下の5つの項目のうち、どれか1つでも当てはまる項目がある人はPMTCの実施を前向きに検討してみてください。

  • 虫歯や歯周病を予防したい人
  • 歯の着色が気になる人
  • 口臭が気になる人
  • ブリッジや被せ物をしている人
  • 歯科矯正を受けている人

虫歯や歯周病を予防したい人

虫歯になりやすい人や、歯茎が弱いと感じている人、口腔内の健康に気をつかっている人には、PMTCがおすすめです。
厚生労働省と日本医師会では、80歳になったときに自分の歯を20本以上残すことを目標に掲げています。

歯がなくなる原因の大半は虫歯や歯周病によるものなので、PMTCでプラークコントロールを行いホームケアにも気をつけると、虫歯や歯周病のリスクを下げ、高齢になっても自分の歯で楽しく食事が取れるでしょう。

歯の着色が気になる人

PMTCはコーヒーなどの着色や歯のヤニ汚れを除去して、もともとの白く健康的な歯を取り戻せます。

もともとの歯の色より白くはならないので、加齢によって歯の黄ばみが気になる人やもとの歯よりも白くしたい人は物足りなく感じるかもしれません。
しかし、知覚過敏でホワイトニングは心配という人や、ダメージを与えずに歯を白くしたいという人にはおすすめです。

口臭が気になる人

ブラッシング不足で歯にプラークがついていたり、虫歯や歯周病になっていると、口臭の原因になります。
PMTCはプラークを除去しコントロールすることで虫歯や歯周病を防ぐため、口臭対策にも効果を実感できるでしょう。

  • 口臭臭の原因

口臭の原因は、以下の5つに分類されます。

  • 生理的口臭
    • ホルモンバランスの変化
    • 加齢臭
    • 民族臭
    • その年代特有の臭い
  • 食べ物や嗜好品が原因の口臭
    • にんにく
    • アルコール
    • コーヒー
    • たばこ
  • 病的口臭
    • 鼻やのどの疾患
    • 呼吸器疾患
    • 消化器疾患
    • 糖尿病
    • 肝臓疾患
    • 口腔トラブル
  • ストレスが原因の口臭
  • 心理的口臭

ブリッジや被せ物をしている人

虫歯治療を行いブリッジや被せ物をしていると、歯ブラシでは届きにくい箇所が増えるため、プラークが通常よりも残りやすい状態になっています。
そのまま放置してしまうと、虫歯が再発したり、ブリッジや被せ物に近い歯が虫歯になってしまうことがあるので注意が必要です。

PMTCを定期的にしていると、ブリッジや被せ物周囲の虫歯も予防できます。

歯科矯正を受けている人

ワイヤー矯正をしているとブラッシングがしづらくなってしまうため、虫歯になりやすくなります。
せっかく矯正によって歯列をきれいに整えても、虫歯ができてしまうと台無しですよね。

定期的にPMTCを受けることで虫歯を予防できるので、歯科矯正を受けている人もPMTCを検討してみてください。

歯や歯茎の健康を保ちながら白い歯を目指したい人にはPMTCがおすすめ

PMTCは自費診療のため、費用面から悪い口コミもありますが、虫歯や歯周病を予防して、健康的な白い歯を維持するのに最適な治療方法です。
虫歯や歯周病は、心筋梗塞や脳梗塞・動脈硬化・肥満といった全身性疾患の原因となることもあるため、虫歯や歯周病を予防することで、病気にかかるリスクも下げられます。

健康寿命を延ばし、イキイキとした老後を過ごすためにも、PMTCで虫歯や歯周病を予防して、健康な歯を保ちましょう。

歯科ドックの費用とは?歯科ドックの検査項目や流れについても徹底解説

歯科ドックの費用について知りたいと悩んでいませんか?

この記事では「歯科ドックの費用」について紹介していきます。

結論、歯科ドックの費用については、10,000~30,000円と歯科医院によっても費用が異なります。

他にも「歯科ドックの検査項目」や「歯科ドックを受けるメリット」についても解説します。

ぜひこの記事を参考に、歯科ドックについて理解を深めてみてください。

歯科ドックの費用とは?

歯科ドッグは、歯科医院によって異なりますが、10,000円〜30,000円が費用相場とされています。

歯科ドッグとは、人間ドッグのお口版で、口腔内の健康状態を確認するためにさまざまな検査が行われます。

また、歯科ドックの理想的な受診頻度は、1年に1回とされていますが、口内状態や年齢などによっても頻度が異なるので、担当の歯科医に確認してみましょう。

歯科ドックの検査項目

歯科ドックでは、主に以下の検査が行われます。

  • 口腔内検査
  • レントゲン(歯科用CT)
  • 噛み合わせ検査
  • 歯周病検査
  • 唾液検査

それぞれの検査項目について紹介していきますので、これから歯科ドックを受けてみたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

口腔内検査

口腔内検査とは、口腔内全体の衛生状態や健康状態の確認を行います。

歯石が溜まっていないか、虫歯が無いかなどの確認を行い、詰め物をしている方については、歯にしっかりと合っているかどうかの確認を行います。

この際、歯磨きがしっかりと行えていないと判断されれば、ブラッシングの指導やケアグッズの提案などもしてくれることが多いでしょう。

レントゲン(歯科用CT)

口腔内全体のレントゲンを撮り、目視確認だけでは見れない歯茎や骨の状態を確認します。

一般的な歯科検診では分からない疾患を早期発見することが目的です。

レントゲンだけでなく、口腔内写真も撮るので、自分の歯の状態を確認でき、現状を把握しやすいのもこの検査の特徴です。

噛み合わせ検査

噛み合わせ検査では、噛んだ時の力を確認し、バランスの取れた理想的な噛み合わせができているのかなどの検査を行います。

すきっ歯や出っ歯、受け口などの噛み合わせが悪い状態が続いてしまうと、以下のようなトラブルが起こりやすくなります。

項目 内容
虫歯や歯周病 歯並びが悪くなると、歯が重なり合っている状態なので、食べカスや歯垢などが残りやすく、虫歯や歯周病が起こりやすくなります。
また、噛み合わせによって特定の歯に負荷がかかってしまうと歯周病の原因にもなります。
口臭 噛み合わせや歯並びが悪く、口がきちんと閉じられていないと口臭の原因にもなります。普段からしっかりと噛む習慣が無いと、唾液の分泌量が少なくなるのも、口臭の原因にもなります。
しっかり噛めない 噛み合わせが悪く、しっかり噛めないと、消化不良を起こしたり、顎の骨の成長が進まない可能性があります。
顔のゆがみ 上顎や下顎の突出や、左右非対称の状態になってしまう可能性が挙げられます。幼少期から早く治療を行えば顔の歪みが起きづらくなるので、早期治療が重要です。
滑舌が悪くなる 噛み合わせが悪いと口をしっかりと閉じるのが難しく、息が漏れてしまうので、滑舌が悪くなってしまうリスクがあります。サ行やタ行の発音がしづらくなる方が多い傾向です。
顎関節症 噛み合わせが悪いと、顎に負担がかかってしまうので、顎関節症になってしまうリスクがあります。「顎が痛い」「口が開かない」などの症状がある方は、なるべく治療を行いましょう。
アルツハイマー病 歯周病菌によって、アルツハイマー病の発症原因とされている「アミロイドβ」が増えてしまうことで、発症や症状悪化を招いてしまいます。

また、必要に応じて歯型を取って、マウスピース矯正やワイヤー矯正などの歯列矯正を行います。

歯周病検査

歯周病検査では、歯周ポケットの深さ測定や細菌の量などの検査を行います。

歯周ポケットが深くなってしまうと、歯周病菌が奥に入ってしまい、増殖しやすくなるので、早期発見が重要になります。

以下のように、正しくセルフケアを行うと、歯周ポケットを浅くできます。

  • ブラシは細かく震わせる
  • 歯磨き粉は付けすぎない
  • 歯と歯ぐきの境目を中心に歯磨きする

歯周病の症状が悪化しないように、3ヶ月に1回のペースで歯周ポケットの状態を診てもらうようにしましょう。

唾液検査

唾液検査は、虫歯の原因となるラクトバチラス菌やミュータンス菌などの虫歯菌の量と、唾液の分泌量を調べます。

虫歯菌の量を知ることで、虫歯になってしまうリスクを事前に把握でき、対策できるメリットが挙げられます。

その他にも、口臭のレベルを数値化することもできます。

歯科ドックと定期検診の違い

歯科ドックは、定期検診に比べて、一人ひとりに長い検査時間をかけることができ、細かい部分まで調べられる特徴があります。

定期検診では、ある程度の虫歯や歯周病の検査が可能ですが、検査時間や検査項目が限られているため、詳しいところまでは分かりません。

3ヶ月に1回の定期検診はなかなか受けられない人は、1年に1回の歯科ドッグを受けるだけでも、虫歯・歯周病の予防にもつながります。
検査の回数が抑えられるぶん、費用を抑えられるのもメリットです。

歯の健康を維持したい方は、定期検診や歯科ドックを積極的に受けるようにしましょう。

歯科ドックを受けるメリット

歯科ドックを受けるメリットについては、以下4つが挙げられます。

  • 虫歯や歯周病の早期発見
  • 医療費の負担を軽減
  • 全身の病気の予防
  • 天然歯を長く健康に維持できる

それぞれのメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

虫歯や歯周病の早期発見

歯科ドックを受けるメリットとして、虫歯や歯周病の早期発見につながります。

虫歯や歯周病の症状が悪化すると、神経を取ったり、歯を抜いたりするリスクが高くなってしまうので、そうならないためにも早期発見・早期治療が重要になります。

歯のクリーニングや正しいブラッシング方法なども受けられるので、口の中の健康維持にも効果的に働きます。

医療費の負担を軽減

歯科ドックを受けると、歯の健康を維持できるので、治療費などでかかる費用の負担が軽減できます。

高齢になるほど歯のトラブルが増えてしまうので、最低でも1年に1回歯科ドックを受けるようにしましょう。

全身の病気の予防

口内環境は全身の病気にも影響を与えているので、健康維持にも効果的に働きます。

口の神経や血管は全身と繋がっており、虫歯菌や歯周病菌などが血管内に侵入してしまうと、全身に行き渡ってしまうので、全身疾患を引き起こしてしまうリスクが高くなります。

具体的には、以下の病気に悪影響を与えるとされています。

項目 内容
心疾患 歯周病菌が血管に侵入し、動脈硬化を誘導する物質が出て血管を詰まらせてしまうリスクがあります。血管内で血栓ができてしまうと心筋梗塞や動脈硬化などの原因にもなります。
糖尿病 歯周病菌によって作り出される炎症性物質は、インスリンを効きにくくする作用があるので、糖尿病を悪化させてしまうリスクがあります。
脳梗塞 血管内で血栓ができやすくなるので、脳梗塞や脳卒中などを引き起こしてしまう可能性があります。実際に、歯周病にかかっていない方に比べて、約3倍リスクが高いと言われています。
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん) 歯周病菌が食べ物と一緒に肺に入り込むと起こりやすくなります。高齢者に多く見られる症状です。
低体重児出産 口の中に虫歯菌や歯周病菌が増えてしまうと、免疫のバランスが崩れてしまい、早産による低体重児出産につながってしまいます。

このように、全身の健康を守るためにも口の中の健康が重要なポイントになると言えるでしょう。

天然歯を長く健康に維持できる

歯科ドックを受けると、歯に悪影響を与える原因の早期発見ができるので、天然歯を長く健康に維持できるメリットが上げられます。

天然歯にはクッションのような役割を果たしている「歯根膜」が存在しており、歯に強い衝撃が加わってもダメージを軽減できたり、食べ物の食感を楽しめたりするのです。

しかし、天然歯は削ってしまうと二度と元に戻らないので、歯科ドックを受けて虫歯や歯周病予防を積極的に行いましょう。

歯科ドックの流れ

歯科ドックの流れを把握しておくと、スムーズに歯科ドックを受けられます。

具体的に歯科ドックの流れについては、以下のとおりです。

  1. カウンセリング
  2. 検査
  3. 検査結果の報告
  4. 治療や予防処置の実施
  5. 治療後のカウンセリング

それぞれの流れについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.カウンセリング

歯科ドックでは、検査を行う前にカウンセリングを行い、検査の内容や役割の説明を受けます。

また、患者の抱えている悩みや不安に思っていることに対して、しっかりと相談に乗ってもられる時間でもあります。

その他にも、歯科医院によっても異なりますが、食生活の習慣や生活習慣、予防歯科の大切さなどの説明も行なっているので、歯の大切さを再認識できるメリットも挙げられます。

2.検査

歯科ドックの検査は、主に以下の検査を行います。

  • 口腔内検査
  • レントゲン(歯科用CT)
  • 噛み合わせ検査
  • 歯周病検査
  • 唾液検査

虫歯や歯周病などの口内全体のリスクを調べられるので、早期発見・早期治療にもつながります。

また、口腔がんや金属アレルギーなどの病気も早く発見できるので、症状の悪化を予防できます。

3.検査結果の報告

検査終了後は、担当スタッフから検査結果の報告を受けます。

一人ひとりによって歯の状態は異なるので、最適なオーダーメイドの治療計画や治療方法の提案などの説明を受けられます。

歯科医院や検査項目によって異なりますが、検査結果の報告が2週間以上かかってしまうケースもあるので、あらかじめ注意が必要です。

4.治療や予防処置の実施

検査結果の内容に合わせて、治療や予防処置の実施を行います。

もし虫歯や歯周病などがあり、早期治療が必要だと判断された場合には、歯科ドック当日もしくは翌日に治療を行います。

とはいえ、患者様の都合に合わせて最適な処置を行ってもらえますので、後日改めて処置を受けることも可能です。

5.治療後のカウンセリング

治療後のカウンセリングでは、今後の生活での注意点や予防方法などのアドバイスを受けられます。

次回の歯科ドックの実施時期を聞いたり、予約を行うことも可能です。

また、検査内容以外でも口腔内で気になることがあれば、治療について提案もしてもらえるでしょう。

歯科ドックについて理解を深めよう!

歯科ドックの検査項目や歯科ドックを受けるメリットを紹介しました。

歯科ドックの検査項目については、主に以下が挙げられます。

  • 口腔内検査
  • レントゲン(歯科用CT)
  • 噛み合わせ検査
  • 歯周病検査
  • 唾液検査

また、歯科ドック費用は、歯科医院によって異なりますが、10,000円〜30,000円で、理想的な受診頻度は1年に1回とされています。

今回の記事を参考に、歯科ドックについて理解を深めてみてください。

妊娠中のホワイトニングはNG?授乳中も要注意!胎児に与える影響とは

妊娠中や授乳中にホワイトニングをしてしまうと胎児や母乳に悪影響がある恐れがあります。

この記事では妊娠中のホワイトニングについての注意点を紹介します。
妊娠中や授乳中のホワイトニングがNGな理由や、妊娠中の口内ケアの方法などを確認していきましょう。

歯にまつわるトラブルは歯科医に相談して対策をしてください。

<この記事で分かること>
妊娠中にホワイトニングをするとどんな影響がある?
授乳中もホワイトニングはNG?
妊娠中・授乳中にできる口内ケアにはどんなものがある?
妊娠中にホワイトニングをしたい場合はどうすればいい?

妊娠中にホワイトニングをしてはいけない?

一般的に、妊娠中のホワイトニングはNGとされています。

妊娠中にホワイトニングを避けたほうがいい理由として、以下の点が挙げられます。

  • 理由1.薬剤が胎児に影響を与える可能性がある
  • 理由2.妊娠中は虫歯や歯周病が起こる原因になる

ホワイトニングは歯の見た目を良くする施術として人気ですが、妊娠中のホワイトニングは胎児に影響を与えてしまう恐れがあるので避けたほうがいいでしょう。

理由1.薬剤が胎児に影響を与える可能性がある

妊娠中のホワイトニングがNGな理由として最も大きいのが、ホワイトニングに使用する薬剤が胎児や赤ちゃんに影響を与えてしまう可能性があるということです。

ホワイトニング剤には「過酸化水素」や「過酸化尿素」などの成分が含まれており、これらの成分が胎児に悪影響を及ぼす恐れがあります。

一般的な説としてはホワイトニング剤によってできる気泡が理由とされています。
ホワイトニング剤に含まれている過酸化水素が血液中のタンパク質と反応して小さな気泡ができます。
気泡が血液を通じて胎児の中に入ると細い血管を詰まらせる可能性があるのです。

  • ホワイトニング剤に含まれる「過酸化水素」という成分が胎児に悪影響を及ぼす場合がある

<過酸化水素とは?> 歯を白くするための漂白成分のこと。 基本的に安全な成分ですが、濃度が濃すぎると火傷の原因になることがあります。

理由2.妊娠中は虫歯や歯周病が起こる原因になる

妊娠中のホワイトニングは胎児だけでなく母体にも影響を及ぼす恐れがあります。

妊娠中はホルモンバランスが乱れがちで、口内トラブルが起こることも少なくありません。
妊娠中は虫歯や口内炎のリスクが高まるとされていますので、ホワイトニングは避けたほうがいいでしょう。

口内トラブルが起こっている状態でホワイトニングをしてしまうと知覚過敏の原因になることもあります。

  • 妊娠中は口内トラブルのリスクが高いので要注意!
    しっかりと歯ブラシやうがいなどの対策をしよう

妊娠中の口内ケア4選!

妊娠中に口内ケアをする方法、および妊娠中であってもホワイトニングをできる方法を紹介します。

  • 歯のクリーニングをする
  • ホワイトニング歯磨き粉を使う
  • ホワイトニングサロンへ通う
  • 歯のマニキュアを利用する

歯のクリーニングをする

歯のクリーニングをすることで口内ケアができます。

歯のクリーニングでは通常の歯磨きでは落としきれない歯垢(プラーク)を洗い落とします。
クリーニングによって口内が清潔になるではなく、見た目にも美しくなるでしょう。

歯のクリーニングは虫歯や歯周病の予防にもなるため、妊娠中の口内ケアは歯のクリーニングがおすすめです。

<歯のクリーニングがおすすめな理由>
歯のクリーニングでは歯垢(プラーク)を洗い落とすことで口内環境を整えます。
口内が汚れていると細菌の温床になってしまいかねません。

クリーニングとホワイトニングの違い

クリーニングとホワイトニングの違いは、歯の汚れを落とすか歯を白くするのかという違いです。

クリーニングは歯の汚れを落とすことが目的なので、歯は必ずしも白くなりません。
ホワイトニングは歯を白くすることが目的であり、ホワイトニングをする過程で歯の汚れを落とすことになります。

ホワイトニング歯磨き粉を使う

ホワイトニング用の歯磨き粉を使うことで妊娠中でもホワイトニングが可能です。

ただし、過酸化水素が含まれている歯磨き粉は胎児や赤ちゃんに悪影響を及ぼす恐れがあります。
特に、海外メーカーの歯磨き粉には過酸化水素が入っている場合が多いです。

ホワイトニング用の歯磨き粉を選ぶ際は、歯磨き粉に含まれている成分をチェックして過酸化水素のない歯磨き粉を選ぶといいでしょう。

ホワイトニングサロンへ通う

妊娠中にホワイトニングをしたい場合はホワイトニングサロンがおすすめです。

ホワイトニングサロンでは過酸化水素などの赤ちゃんへ影響を与える可能性のある薬剤は使わないため、胎児への影響がないホワイトニングの方法とされています。

ホワイトニングの種類

ホワイトニングには大まかに分けて3種類があります。

このうち、妊娠中でも問題なくホワイトニングができるのが「セルフホワイトニング」という方法です。

セルフホワイトニングはクリニックには通わずに美容サロンでホワイトニングをします。
その際、過酸化水素のような強力な薬剤は使わないため胎児に影響しないとされています。

セルフホワイトニングはクリニックではなくサロンで行うため、妊娠中の気分転換にもなるでしょう。

種類 内容
セルフホワイトニング サロンでホワイトニングをする
ホームホワイトニング 自宅でホワイトニングをする
オフィスホワイトニング クリニックでホワイトニングをする
セルフホワイトニングで使用される薬剤

セルフホワイトニングは医師による施術ではないため、クリニックより弱い薬剤を使用します。

一般的にセルフホワイトニングで使用される薬剤に含まれているのは「酸化チタン」や「亜塩素酸ナトリウム」という成分です。
これらの成分は歯の漂白や汚れを落とす役割があります。

セルフホワイトニングは安全である以外にも安価で気軽にできるというメリットがあります。

  • セルフホワイトニングは「過酸化水素」を使わないため妊娠中も安心して利用できる!

歯のマニキュアを利用する

一時的に歯を白くするには歯のマニキュアというアイテムを利用するという方法がおすすめです。

歯のマニキュアとは、歯にマニュキュア液を塗ることで一時的に歯を白く見せるものです。
一時的に人前へ出る必要がある場合など、暫定的な利用ができます。

  • 妊娠中の口内ケアは歯のクリーニングがおすすめ!
    「過酸化水素」」を使用しないセルフホワイトニングや歯のマニキュアや、妊娠中のホワイトニングとして有効!

妊娠中にホワイトニングをしてしまった場合はどうすればいい?

ホワイトニングの途中に妊娠が判明してしまった場合はどうすればいいでしょうか?

ホワイトニングは胎児へ影響がある可能性がありますが、必ずしもすぐに影響が出るわけではありません。
妊娠が判明したらホワイトニングを中断し、担当の歯科医などに相談してみましょう。

すぐに影響があるわけではない

妊娠中にホワイトニングをしたとしても、すぐに赤ちゃんへ影響へ出ることは少ないです。
しかし、ホワイトニングの途中に妊娠が判明した場合はただちにホワイトニングを中断しましょう。

  • 妊娠が判明したらホワイトニングを中断するべき

妊娠中にできるホワイトニングのケア

妊娠中はホワイトニング剤を使ったホワイトニングはできませんが、うがいや歯磨きなどで歯のケアができます。

歯磨きのほかにも、歯のクリーニングを行って口内ケアを十分にして健康な状態で出産に備えましょう。

ホワイトニング中に控えるべき食べ物

ホワイトニングの際は色素が歯に付着しやすいため、色の濃い食べ物や飲み物は控えたほうがいいとされています。

ホワイトニング中に控えるべき食べ物として、以下が挙げられます。

<ホワイトニング中に控えるべき食べ物>
色の濃い食べ物:チョコレート、カレーライス など
色の濃い飲み物:コーヒー、紅茶、赤ワイン、ぶどうジュース など
調味料:ケチャップソース、ウスターソース など

妊娠中にホワイトニングはできないため、これらの色の濃いものを口にすることは控えたほうがいいでしょう。

例えば、ソース料理よりも塩味の料理を選ぶことで歯に色が付着することが少なくなります。

授乳中のホワイトニングに要注意

妊娠中だけでなく授乳中にホワイトニングをすることも、赤ちゃんにとっては良くないとされています。

ホワイトニング剤に含まれる過酸化水素が母乳にも影響して赤ちゃんの身体に入ってしまう恐れがあるのです。
授乳期間中はホワイトニングは避けて赤ちゃんの安全を確保するようにしましょう。

ホワイトニング剤が母乳に影響を与える可能性がある

授乳中のホワイトニングが危険な理由は妊娠中と同様に、過酸化水素が原因です。

過酸化水素は濃度が高すぎると小さな気泡を生むので、血管を通じて赤ちゃんの体内に入る可能性があります。

出産後はいつからホワイトニングができる?

妊娠中にホワイトニングを我慢しても、出産直後からホワイトニングすることは推奨されていません。
ホワイトニング剤の影響が母乳に表れる可能性があるため、授乳期間中はホワイトニングをしないほうがいいでしょう。

ホワイトニングができる期間の目安としては授乳期間が終わってから、というのを目安にしてください。

授乳期間は人によって個人差がありますが、1歳前後から2歳前後までという方が多いです。

ホワイトニングを避けたほうがいいケース

ここまでに、妊娠中や授乳中のホワイトニングを避けたほうがいい理由について説明していきました。

妊娠・授乳中以外にもホワイトニングを避けた方がいいケースとして、以下のケースが挙げられます。

  • 妊娠・授乳中の方
  • 18歳未満の方
  • 虫歯や歯周病がある方
  • 過度の知覚過敏の方
  • 人工の歯はホワイトニングできない

18歳未満の方はホワイトニングNG

未成年や18歳未満の方は歯が成長中であるため、ホワイトニングは推奨されていません。
ホワイトニングの薬剤を使うことで歯や歯茎の成長を妨げて、将来的に不安定な歯になってしまう可能性があるのです。

実際に、18歳未満のホワイトニングは受け付けていないクリニックは多いです。

ホワイトニング剤は若い人にとって刺激が強いものであるため、取り扱いに注意しましょう。

虫歯や歯周病がある方

虫歯や歯周病のある方、あるいは重度の知覚過敏がある方はホワイトニングは推奨されていません。

虫歯がある場合は虫歯を治してからのホワイトニングとなります。

人口の歯

人口の歯にはホワイトニングの効果がありません。

ホワイトニングの効果は生きている歯にのみ有効なものです。
そのため、入れ歯や差し歯など人口の歯にはホワイトニングが利用できないので注意しましょう。

歯のトラブルは歯科医へ相談しよう

妊娠中や授乳中のホワイトニングは胎児や赤ちゃんに悪い影響を与える可能性があります。
そのため、妊娠中や授乳はホワイトニングは避けたほうがいいでしょう。

妊娠中の口内ケアとしては歯のクリーニングなどの方法があります。
過酸化水素などの強力な薬剤は胎児や赤ちゃんに影響がある可能性があるため、妊娠中の使用は避けるようにしましょう。

強力な薬剤を使用しなければ妊娠中でも安全にホワイトニングができます。
クリニックではなくサロンでのホワイトニングをする、あるいはホワイトニング用の歯磨き粉を使用するといった方法がおすすめです。

妊娠中以外にも虫歯がある場合や未成年のホワイトニングは推奨されていません。

実際のクリニックでも妊娠中や授乳中の方がホワイトニングをする際は歯科医から注意が入ります。
歯のトラブルでお悩みでしたら歯科医へ相談しましょう。

<まとめ> 妊娠中・授乳中にホワイトニングはNG!
過酸化水素を使ったホワイトニングは胎児や赤ちゃんに影響を与える可能性がある
妊娠中は歯のクリーニングをするなどの口内ケアをするべき
妊娠中のホワイトニングは過酸化水素を使わない方法がおすすめ

ホワイトニングの種類とは?メリットや注意点についても徹底解説

ホワイトニングの種類について知りたいと悩んでいませんか?

この記事では「ホワイトニングの種類」について紹介していきます。

結論、ホワイトニングの種類は、ホームホワイトニング・オフィスホワイトニング・セルフホワイトニング・デュアルホワイトニングが挙げられます。

他にも「ホワイトニングのメリット」や「ホワイトニングを長持ちさせるポイント」についても解説します。

ぜひこの記事を参考に、ホワイトニングの種類について理解を深めてみてください。

また「妊娠中のホワイトニング」について知りたい方は、こちらにて解説を行っていますので、ぜひ参考にしてみてください。

ホワイトニングの種類

ホワイトニングの種類について把握すると、自分に合ったホワイトニング治療を見つけることにもつながります。

ホワイトニングの種類については、主に以下が挙げられます。

  • オフィスホワイトニング
  • ホームホワイトニング
  • デュアルホワイトニング
  • セルフホワイトニング

それぞれの種類について紹介していきます。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングとは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士からホワイトニングを受ける治療方法を指します。

資格を持っている方しか取り扱うことができない「過酸化尿素」や「過酸化水素」などの成分が含まれている薬剤と、専用機器を使用してホワイトニング治療を行います。

即効性が高いため、1回の施術でも歯の白さを実感することができるメリットが挙げられます。

デメリットについては、歯への刺激が強いため、激しい痛みを感じてしまったり、治療価格が高いなどが挙げられます。

また、色戻りしやすく、治療後には食事制限があるため、あらかじめ注意が必要です。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、歯科医院でマウスピースを作成して、薬剤を自宅で塗布することで、ホワイトニングを行う治療方法です。

自分の好きなタイミングでホワイトニングを行うことができ、1日約2時間ほどで治療が完了するため、手軽にケアが可能です。

オフィスホワイトニングに比べて、理想としてる歯の白さにするためには、治療期間がかかってしまいますが、白さを持続できる期間が長いメリットが挙げられます。

治療費用も安く抑えられ、気軽にホワイトニングを行うことが可能です。

しかし、ホワイトニング効果が出るまでに自分でケアを行う必要があるため、手間がかかってしまうデメリットが挙げられます。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとは、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用してホワイトニングを行う治療方法を指します。

オフィスホワイトニングによって、短期間で歯を白くでき、ホームホワイトニングで白さの維持が可能です。

理想としている歯の白さにすることができるため、ホワイトニング種類の中でもっとも効果がある治療方法と言えるでしょう。

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの両方の費用がかかってしまうため、治療費用が高額になってしまうデメリットが挙げられます。

セルフホワイトニング

セルフホワイトニングとは、自分自身でホワイトニングを行う方法を指します。

歯科医や歯科衛生士は在籍しておらず、スタッフからホワイトニングのやり方や器具の使い方の説明を受けてから、自分で施術を行います。

1回の施術時間は約30分で完了でき、ホワイトニング種類の中でもっとも安価で利用することが可能です。

ホワイトニングのメリット

ホワイトニングのメリットについては、主に以下2つが挙げられます。

  • 第一印象が良くなる
  • 虫歯を予防できる

それぞれのメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

第一印象が良くなる

ホワイトニングで歯が白くなることによって、清潔感が出たり若く見えたりなど第一印象を良くするメリットが挙げられます。

歯は第一印象に大きな影響を与えるため、重要な面接を控えていたり、接客業をしている方などにもホワイトニングをおすすめします。

黄ばんだ歯は不潔な印象を与えてしまうため、人間関係にも悪影響を与えてしまうリスクが挙げられます。

歯が黄色くてコンプレックスに思っている方は、ホワイトニング治療を受けることをおすすめします。

虫歯を予防できる

ホワイトニング治療を行う際には、歯垢や歯石の除去など歯全体のクリーニングの実施をするため、、虫歯を予防にもつながります。

フッ素を取り込む量が多くなったり、カルシウムの再沈着が起こったりといったメリットも挙げられます。

また、オフィスホワイトニングでは、治療直後は内部カルシウムが少なくなりますが、約1週間で歯の表面のカルシウム密度を高められます。

ホワイトニングの注意点

具体的なホワイトニングの注意点については、以下が挙げられます。

  • 健康保険の対象外
  • 知覚過敏が起こる可能性がある
  • 神経の死んだ歯は白くならない
  • ホワイトニング効果には個人差がある
  • 元の色に戻ってしまう

それぞれの注意点について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

健康保険の対象外

ホワイトニングは、審美目的に治療が行われるため、健康保険の対象外になり、治療費が高くなってしまうデメリットが挙げられます。

具体的にホワイトニングの種類別の料金相場については、以下のとおりです。

ホワイトニングの種類 料金相場
オフィスホワイトニング 20,000円~70,000円
ホームホワイトニング 20,000円~50,000円
デュアルホワイトニング 50,000円~80,000円
セルフホワイトニング 3,000円~6,000円

また、ホワイトニング治療以外にも、クリーニング費やコーティング費など追加費用が発生してしまう可能性があるので、事前に確認をしておきましょう。

知覚過敏が起こる可能性がある

ホワイトニングによって知覚過敏が起きてしまう原因として、以下が挙げられます。

  • 歯の表面の傷
  • 歯ぎしりで象牙質が剥き出しになっている
  • 歯の根のくぼみ
  • 歯の隙間
  • 虫歯
  • 薬剤で歯が敏感になっている

治療直後は、歯の表面にある被膜やペリクル層が剥がれてしまうことで歯が染みやすくなってしまう傾向にあります。

知覚過敏を予防する方法については、知覚過敏用の歯磨き粉を使用したり、プラスチック素材の「レジン」でコーティングする方法などが挙げられます。

神経の死んだ歯は白くならない

神経の死んだ歯に一般的なホワイトニング治療をしても、歯を白くすることができず、他の歯が白くなってしまうため、逆に目立ってしまうリスクがあります。

歯の神経を取ってしまうと、歯を構成するコラーゲンなどの成分が劣化して、黒く変色してしまうケースが多く見られます。

神経が無い歯でも白くする方法は、以下のとおりです。

ホワイトニング治療 内容
ウォーキングブリーチ 歯の裏側を削って薬剤を入れることで、象牙質を漂白し、歯を白くできます。ホワイトニング効果が高く、治療実績が豊富なホワイトニング方法なので、神経が無い歯を白くす方法でもっともおすすめと言えるでしょう。
インターナルオフィスブリーチ パワーブリーチとも呼ばれており、歯の内側に薬剤を充填して、光を照射することによって歯を白くするホワイトニング方法です。個人差によって異なりますが、6回以上の施術で、他の歯と同じ白さを目指せます。
ブライトスマイル 口の中全体に特殊な光を照射することによって、歯を白くできるホワイトニング方法です。神経が無い歯は一般的な歯に比べてホワイトニング効果が落ちてしまいますが、白くすることは可能です。ウォーキングブリーチやインターナルオフィスブリーチとの併用で、高いホワイトニング効果を得ることができます。
レンジベニア 変色してしまっている歯に付け歯を装着することによって、歯を白くする治療方法です。1回の施術で歯を白くでき、すぐに歯を白くしたい方におすすめと言えるでしょう。

上記のように、歯の神経が死んでしまっても、歯を白くできます。

ホワイトニング効果には個人差がある

ホワイトニング効果には個人差があり、思った通りに歯を白くすることができない可能性があるため、あらかじめ注意が必要です。

例として、まだらに白くなってしまい見た目が悪くなってしまうケースも挙げられます。

理想的な白さにならなかったり、まだらに白くなってしまうリスクを減らしたい方については、歯の白さを調整しやすいデュアルホワイトニングを行うことをおすすめします。

元の色に戻ってしまう

ホワイトニングで歯を白くすることができても、時間経過とともに色が戻ってしまいます。

オフィスホワイトニングで約4ヶ月、ホームホワイトニングで約10ヶ月が色戻りの目安とされています。

しかし、普段から口をゆすいだり、ホワイトニング用歯磨き粉を使用するなどの対策を行えば、色戻りを予防できます。

また、追加でホワイトニングの「タッチアップ」を行う際には、通常のホワイトニングよりも安く治療を受けることができるメリットも挙げられます。

ホワイトニングの効果を長持ちさせるポイント

ホワイトニングの効果を長持ちさせるポイントについては、主に以下が挙げられます。

  • 食後はすぐに水ですすぐ
  • 歯の定期検診を受ける
  • 飲食物の着色成分に気をつける

それぞれのポイントについて解説します。

食後はすぐに水ですすぐ

食後すぐに口の中を水ですすぐことで、歯の着色の原因とされているステインを洗い流せます。

ステインを口の中で放置していると、歯が黄ばみやすく、着色が取りづらくなってしまうデメリットが挙げられます。

歯の定期検診を受ける

歯の定期検診によって、歯に付着しているステインや歯垢を取り除き、ホワイトニング効果を長持ちさせられます。

虫歯や歯周病などの予防にもつなげられるので、口の中全体の健康を維持するメリットも挙げられます。

また、虫歯になってしまっていたり、歯ぐきの炎症などでも早期治療ができたりするため、2~3ヶ月に歯の定期検診をおすすめします。

飲食物の着色成分に気をつける

普段の生活から飲食物の着色成分に気をつけておけば、歯の着色を予防して、ホワイトニング効果を長持ちさせられます。

具体的に歯に着色しやすい飲食物については、以下が挙げられます。

  • カレー
  • キムチ
  • コーヒー
  • 紅茶

上記のように、色の濃い飲食物は着色しやすくなるため、注意が必要です。

また、喫煙をしてしまうと、歯の表面にヤニが付着してしまい歯が黄ばんだり歯周病のリスクが高まったりするので、なるべく喫煙は控えるようにしましょう。

ホワイトニングの種類について理解を深めよう!

今回は、ホワイトニングの種類について知りたい方に向けて、ホワイトニングのメリットやホワイトニングを長持ちさせるポイントなどを紹介しました。

ホワイトニングの種類については、以下が挙げられます。

  • オフィスホワイトニング
  • ホームホワイトニング
  • デュアルホワイトニング
  • セルフホワイトニング

今回紹介したことを参考に、自分に合ったホワイトニングを受けてみてください。

マウスピース矯正で出っ歯は治る?メリット・デメリットやマウスピース以外の出っ歯の治療方法についても紹介

マウスピース矯正で出っ歯は治るかについて知りたいと悩んでいませんか?

この記事では「マウスピース矯正で出っ歯は治るのか」について紹介していきます。

結論、マウスピース矯正で出っ歯を治すことはできます。

しかし、歯並び状態や口内状態によってマウスピース矯正で出っ歯を治すことができないケースもあります。

他にも「出っ歯の原因」や「マウスピース矯正のメリット・デメリット」についても解説します。

ぜひこの記事を参考に、マウスピース矯正で出っ歯を治してみてください。

また「ホワイトニングで歯がもろくなるのか」について知りたい方は、こちらにて解説を行なっていますので、ぜひ確認してみてください。

マウスピース矯正で出っ歯は治る?

マウスピース矯正を行うことで、出っ歯を治すことが可能です。

マウスピース矯正では、奥歯から前歯まで歯並びを改善することができるため、噛み合わせ状態も一緒に改善できます。

出っ歯の原因

出っ歯の原因を把握しておくことで、出っ歯を予防できるようになります。

具体的な出っ歯の原因については、以下のとおりです。

  • 遺伝
  • 日常の癖
  • 歯が大きい

それぞれの原因について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください

遺伝

出っ歯になってしまう原因として、親からの遺伝によるケースも挙げられます。

上顎と下顎のバランスが悪いことによって、歯並びが悪くなり、出っ歯になってしまうケースが多く挙げられます。

日常の癖

出っ歯になってしまう多くのケースは、日常の癖によるものです。

幼少期に舌を前方に突き出す「舌突出癖」や指しゃぶりなどが長期間続いてしまうと、上側の前歯が前方に傾いてしまい、出っ歯が起こりやすくなります。

幼児期や学童期までに舌突出癖や指しゃぶりなどをしてしまう癖を治すことができれば、出っ歯を引き起こしてしまうリスクを軽減できます。

歯が大きい

歯が大きいと、歯並びが悪くなってしまい、歯列全体が前方に出てしまうことで出っ歯になってしまいます。

一般的な歯並びの方でも、多少の歯並びのズレは起こりますが、歯が大きいと少しのズレでも歯並びが悪く見えてしまうのです。

マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正のメリットについて理解しておくことで、自分に合っている治療方法かどうか事前に確認できるでしょう。

具体的なマウスピース矯正のメリットについては、以下が挙げられます。

  • 目立たない
  • 取り外しが可能
  • 脱落のリスクが少ない
  • 金属アレルギーの心配がない
  • 普段の生活に制限が少ない

それぞれのメリットについて紹介していきますので、これからマウスピース矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

目立たない

マウスピース矯正は、透明で厚さが薄いため、目立ちにくいメリットが挙げられます。

サービス業や営業職などの方でも、仕事に支障なく歯列矯正を行うことが可能です。

取り外しが可能

マウスピース矯正は、取り外しが可能なので、ストレス無く治療を行うことが可能です。

歯磨きや食事の際に、外すことができるため、治療中でも普段と同じように過ごせます。

食べかすや歯垢なども落としやすくなるため、むし歯や歯周病を予防しやすいでしょう。

脱落のリスクが少ない

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正やインプラント矯正に比べて、脱落のリスクが少ないメリットが挙げられます。

脱落とは、歯に強い力がかかってしまい完全に抜け落ちしてしまうことを指します。

金属アレルギーの心配がない

マウスピース矯正は、金属は使用せずに身体に安全なプラスチックを使用しているため、金属アレルギーの心配がありません。

普段の生活に制限が少ない

マウスピース矯正は、普段の生活に制限が少なく矯正治療を行うことが可能です。

たとえば、ワイヤー矯正やインプラント矯正では、ガムやグミなどの粘着性ある食べ物を噛んでしまうと矯正装置が外れてしまうリスクがあるため、食事が制限がされています。

しかし、マウスピース矯正であれば、食事の際には取り外しが可能なので、上記のような制限がありません。

マウスピース矯正のデメリット

マウスピース矯正のデメリットを把握しておくことで、治療前後のギャップを減らせるでしょう。

具体的なマウスピース矯正のデメリットについては、以下が挙げられます。

  • 装着時間が長い
  • 適応症例に限界がある
  • 自己管理が必要

それぞれのデメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

装着時間が長い

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正やインプラント矯正に比べて、矯正力が弱いため、装着時間が長くなってしまうデメリットが挙げられます。

マウスピースの装着時間は、1日20時間以上です。
歯磨きや食事以外には常に装着する必要があります。

また、装着時間が短い場合には、治療期間が伸びてしまうことはもちろん、歯並びが悪くなってしまうリスクがあります。

適応症例に限界がある

マウスピース矯正では、小さな歯並びを治すことができますが、抜歯をして歯並びを治すなどの歯列矯正をすることは難しく、適応症例に限界があるデメリットが挙げられます。

具体的にマウスピース矯正ができない症例については、以下が挙げられます。

  • インプラントが多く入っている
  • 埋まっている歯がある
  • 顎の骨格に問題ある
  • 歯周病やむし歯がある

歯並びや口内状態によっても、マウスピース矯正を行うことができるかどうか異なるため、あらかじめ歯科医院に相談しておきましょう。

自己管理が必要

マウスピース矯正は、定期的に新しい型のマウスピースに変える必要があるため、自己管理が必要になるデメリットが挙げられます。

マウスピースを交換した日付を管理して定期的にメンテナンスや交換を行うことが必要になります。

万が一、同じマウスピースを装着する期間が長くなってしまうと、歯が予定通りに動かすことが出来ずに、逆に歯並びが悪くなってしまうリスクもあるので注意してください。

また、マウスピースを破損や紛失してしまうと、再製作が必要になり、その期間中は矯正することができなくなってしまうので、破損や紛失にも気を付けましょう。

マウスピース以外の出っ歯の治療方法

マウスピース以外の出っ歯の治療方法を把握しておくことで、自分に合った治療方法を検討できるようになるでしょう。

具体的なマウスピース以外の出っ歯の治療方法については、以下が挙げられます。

  • ワイヤー矯正
  • インプラント矯正
  • ルミネアーズ矯正
  • 抜歯による矯正

それぞれの治療方法について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正とは、歯の表面もしくは裏側にブラケットやワイヤーを装着して、歯並びを治す治療方法です。

歯列矯正の中でもっとも実績がある治療方法で、適応症例が幅広いため、乱れてしまった歯並びでも矯正することが可能です。

矯正力が高く、歯の移動速度が速いため、短期間で理想的な歯並びを目指すことができます。

また、細かな調整可能なので、様々な方向に歯を移動させることができるメリットも挙げられます。

デメリットについては、歯磨きがしづらかったり、矯正装置が目立ってしまったりするなどが挙げられます。

インプラント矯正

インプラント矯正とは、インプラントアンカーと呼ばれているチタン製のネジを顎骨に埋め込み、そこを固定源にすることで、効率よく歯並びを治せる治療方法です。

上下左右に動かすことができるため、治療期間を大幅に短縮できます。

抜歯が必要な歯並びの場合でも、歯を動かすスペースを作り出すことができるため、非抜歯でも歯列矯正を行えます。

しかし、治療中にインプラントアンカーが抜け落ちてしまったり、グラついてしまったりする可能性があり、治療期間が予定よりも長くなってしまうリスクが挙げられます。

ルミネアーズ矯正

ルミネアーズ矯正とは、歯に薄い膜を被せることによって、歯並びを改善する治療方法を指します。

歯並び以外にも、歯の色やむし歯などの改善にも効果的に働くメリットも挙げられます。

歯を削ることなく治療を行うことができ、歯科医院に通う回数も少ないため、普段仕事や子育てなどで忙しい方にも向いている治療方法と言えるでしょう。

基本的に1回でも治療をすることができれば、25年以上は持つことができます。

抜歯による矯正

抜歯による矯正については、歯並びを整えるために抜歯を行う治療方法を指します。

具体的に抜歯が必要なケースについては、以下が挙げられます。

  • 上下の顎がズレている
  • 親知らずが歯並びに悪影響を及ぼしている
  • 歯の大きさと顎の広さのバランスが悪い

抜歯をすることで、歯はもちろん、歯ぐきにも無理な負荷をかけることが無くなるため、口腔内トラブルを未然に防げるようになるでしょう。

また、抜歯した歯の歯髄細胞を生かすことができれば、将来的に幹細胞を活用した治療も可能になります。

マウスピース矯正で出っ歯を治そう!

今回は、マウスピース矯正で出っ歯を治すことについて知りたい方に向けて、出っ歯の原因やマウスピース矯正のメリット・デメリットなどについて紹介しました。

マウスピース矯正のメリットについては、以下が挙げられます。

  • 目立たない
  • 取り外しが可能
  • 脱落のリスクが少ない
  • 金属アレルギーの心配がない
  • 普段の生活に制限が少ない

今回紹介したことを参考に、マウスピース矯正で出っ歯を改善しましょう。

PMTCは保険適用or保険適用外?費用や手順とは

歯科医院で行われるPMTCは、保険適用になる場合と、保険適用外になってしまう場合があります。

本記事では、「どのようなケースで保険適用内になるのか、保険適用外になるのか」について解説します。

また、PMTCの費用や詳しい手順、メリット・デメリットも合わせて解説します。

PMTCとは

PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの略で、歯科医師や歯科衛生士が専門的な機械を使って行う歯のクリーニングのことです。

  • professional=プロフェッショナル、専門的
  • Mechanical=メカニカル、機能的
  • Tooth=歯
  • Cleaning=クリーニング

PMTCでは、歯面の清掃や研磨をして、虫歯や歯周病になりにくい口腔環境を整えていきます。

PMTCは保険適用されるのか

PMTCは保険適用される場合と、保険適用外になる場合があります。

保険適用されるケースと保険適用されないケースの違いは、PMTCの目的による違いです。

保険適用されるPMTC

歯周病などの病気の治療が目的のPMTCは、保険適用となります。

保険適用のPMTCが受けられるのは、保険医療機関として厚生労働大臣から指定された医療機関に限定されます。

また、歯石や歯周病の改善または早期発見のための定期メンテナンスにおいては、定期健診でのPMTCが保険適用となる可能性があります。

保険適用されないPMTC

予防や審美目的の場合のPMTCは保険適用外となってしまいます。

たとえば、着色汚れがついているという場合は、治療ではありませんので自由診療です。

PMTCの必要性

PMTCの必要性、メリットは以下の点が挙げられます。

  1. 虫歯の予防ができる
  2. 歯の質を強化する
  3. 歯周病の予防になる
  4. 口臭予防になる
  5. 歯を白くできる

虫歯の予防ができる

PMTCではバイオフィルム(ヌメヌメした汚れ)を除去し、歯茎の中のプラークも綺麗にできるので、良い口腔状況を保てるようになります。

毎日の歯磨きやデンタルケアをしっかりとされている方でも、お口の中の汚れが溜まってしまうものなので、定期的な検診でお口の中を綺麗にしましょう。

歯の質を強化する

フッ素が虫歯予防に効果があるというのは、多くの方が認識しているのではないでしょうか。

フッ素は歯から溶けたカルシウムやリンの再石化を促す作用や、歯の表面を強くして、虫歯になりにくい歯にするようなサポートをしてくれる働きがあります。

PMTCでは、最後にフッ素を塗るので、歯そのものの質を強化できます。

歯周病の予防になる

歯周病の最も大きな原因は、歯垢です。

PMTCは歯周病の原因となる歯垢を取り除いていきますので、歯周病予防にもなります。

歯周病とは、歯茎や歯を支える骨が溶けてしまう炎症性疾患です。

放っておくと歯を失う原因となりうる病気で、日本人が歯を失う原因の1位が歯周病ともいわれています。

口臭予防になる

口臭は、以下のような口の中の環境が大きく影響しています。

  • 歯周病
  • 虫歯
  • 歯石・歯垢
  • プラスチックの人工歯
  • 被せた金属の腐敗

PMTCを定期的に受ければ、これらの原因を取り除いたり改善したりできるため、口臭予防が可能です。

被せ物が気になる場合も歯科医院で確認してもらえば、劣化の状況確認もできます。

歯を白くできる

PMTCは、歯の着色汚れも除去できます。

お茶やコーヒー、ワインなどの飲み物、カレーやチョコレートなどの着色汚れは普段の歯磨きでは落としにくい汚れなので、PMTCで落としてもらいましょう。

ただし、PMTCはホワイトニングではありませんので、元々の歯の白さ以上の白さは求められません。

PMTCのデメリット

メリットが多く挙げられるPMTCですが、デメリットがないわけではありません。

  • 出血や痛みを伴う場合もある
  • 自費診療の場合は高額になる

出血や痛みを伴う場合もある

PMTCを受けた際に、知覚過敏のような痛みを感じたり、歯茎が傷ついてしまう場合もあります。
特に重度の歯周病の方は、血液の中に細菌が入り込んでしまう「歯原性菌血症」になってしまう可能性もあります。

歯肉炎や歯周病がある方は注意が必要ですし、適切な治療を受けるためにも普段からケアをきちんとしておくことが大切です。

自費診療の場合は高額になる

歯周病などの診断がなく、自費診療でPMTCを受ける場合には費用の問題もあります。
自由診療になると各クリニックで自由に料金を設定できますので、値段には差がでてきてしまいます。

目安としては、60~90分のクリーニングで6,000円~20,000円程度と幅があります。
さらに高額なクリニックもありますので、値段だけで判断をせずに詳しい内容も確認するようにしましょう。

保険適用になる場合は、2,000円~4,000円程度となります。

PMTCの手順

PMTCの手順をご紹介します。
クリニックによって違いがある場合もありますので、詳しい内容は各クリニックにお問い合わせください。

  1. 染め出しで磨き残しをチェック
  2. 歯石の除去
  3. 着色汚れを落としてクリーニング
  4. 研磨する
  5. フッ素を塗る

染め出しで磨き残しをチェック

まずは染めだしなどを使って、歯の磨き残しをチェックします。
自分の歯磨きで磨き残しが多くなっている箇所を確認し、必要があれば歯磨きの指導も行ってもらいます。

染め出しの薬剤について

染め出しの薬剤は、歯垢のタンパク質と多糖類が結合すると、色がつくという仕組みです。
錠剤タイプや液体、ジェルなど形状は種類があり、ドラッグストアなどで購入できるタイプもあります。

衣服につくと取れにくいので、飛び散ったりしないよう取り扱いに注意しましょう。
完璧に磨いていても磨き残しは出てしまうものなので、歯磨きな苦手な箇所を探すような気持ちで、普段の歯磨きに生かせるようにしましょう。

歯石の除去

歯石を除去する、スケーリングという作業に入ります。
スケーラーという専用の器具で、歯についている歯垢や歯石を綺麗に落としていきます。

普段の歯磨きでは落とせない汚れも綺麗に落とせますが、歯の根元についた歯石をとる際に出血する場合もあります。

スケーリングとは

スケーラーという専用の器具には種類があり、パワーや使用部位が違います。
代表的なスケーラーは、以下の3種類です。

  • 超音波スケーラー…前歯から奥歯まで幅広い部分に使用可能
  • 手用スケーラー…超音波を出すのでパワーがあり、歯冠部の汚れを取るのに適しています
  • エアースケーラー…圧縮空気によって振動する機械で、痛みが少なく不快感なく治療できる

着色汚れを落としてクリーニング

フロスやチップなどで、歯の表面についた飲食物による着色や、歯と歯茎の間の着色汚れを落としていきます。
自分で歯や歯茎を一生懸命磨こうとすると、歯茎が傷ついてしまう危険があるので、注意してください。

歯科医院では専用のパウダーを吹きかけたり、ポリッシャーと呼ばれる機械で優しくケアをしたりします。

研磨する

研磨とは、歯を傷めずに磨いていくことです。
汚れの再付着を予防するためにも、歯の表面を1本づつ丁寧に研磨していきます。

研磨して歯のわずかな凹凸を滑らかに整え、歯垢の蓄積を防ぐ上に、ステイン除去の効果もあります。

フッ素を塗る

最後にフッ素を塗って、歯質の強化を目指します。

フッ素を塗った後30分は歯に作用するために必要な時間なので、飲食やうがいは控えるように注意しましょう。

ただし、フッ素は絶対に虫歯にならない魔法の薬ではありませんので、毎日の歯磨きを徹底してください。

子供のPMTC

PMTCは年齢関係なく受けられるケアで、子供でも問題なく受けられます。
乳歯は永久歯と比べると柔らかく、酸に弱いという特徴があり、虫歯には特に注意が必要です。

また子供は大人のように上手に痛みを訴えられず、気付いた頃には虫歯が進行していたというケースもあります。
何歳から始めるのか、というよりも、定期的に適切なケアを続けていくのが大切です。

PMTCの頻度

一般的な目安としては、3ヶ月~4ヶ月に1回のペースです。
歯や歯肉の強さや細菌の状況、唾液の量など個人差がありますので、気になる場合は医師にご相談ください。

定期的なPMTCと毎日のホームケアを併用し、健康的な口腔環境を整えていきます。

PMTCがおすすめの人

PMTCはどなたでも受けられますが、以下のような方におすすめです。

  1. 虫歯や歯周病を予防したい
  2. ブリッジや被せ物、矯正装置がある
  3. 歯の黄ばみが気になっている

虫歯や歯周病を予防したい

先述した通り、PMTCは虫歯や歯周病の予防に大きな効果が期待できます。
歯垢や歯石、バイオフィルムを除去して虫歯や歯周病を予防していきましょう。

ブリッジや被せ物・矯正装置がある

ブリッジや被せ物、矯正装置がついている方は、普段の歯磨きでの磨き残しが出やすくなります。
隙間部分などは歯磨きが届きにくいので、PMTCでの定期的なケアをしておくと安心です。

歯の黄ばみが気になっている

PMTCは着色汚れの除去ができるので、歯の黄ばみが気になっているという方におすすめです。
しかしホワイトニングではないので、歯本来の白さ以上は求められません。

ホワイトニングをする場合は保険適用外になりますので、まずはPMTCで着色汚れを落としてみましょう。

かかりつけ歯科医をもつことが歯を綺麗に保つポイント

日本歯科医師会では、かかりつけ医をこのように定義しています。

かかりつけ歯科医とは、安全・安心な歯科医療の提供のみならず医療・介護に係る幅広い知識と見識を備え、地域住民の生涯に亘る口腔機能の維持・向上をめざし、地域医療の一翼を担う者としてその責任を果たすことができる歯科医師をいう。

日本歯科医師会より引用

乳幼児期から高齢期までライフステージに応じた継続管理により、日常的なアドバイスをしていきます。

かかりつけ医をもつメリット

かかりつけの歯科医がいると、口腔内の変化にすぐに気付くことができます。
歯周病など進行する病気の場合は、以前の状態からの変化がわかることが重要です。

レントゲンや以前の検査結果などの情報があれば、重複した検査を受ける必要もありません。
さらにアレルギーや持病の有無、薬の注意点など、基本的な情報を理解してくれているので、安心して治療を受けられます。

かかりつけ医は病歴や普段の健康状態も把握していますので、入院検査などの必要がある場合には適切な病院を紹介してもらえるというメリットもあります。

定期的なPMTCを受けましょう

PMTCは1回限りではなく、定期的に受けることで虫歯や歯周病の予防が可能です。
歯や歯茎に痛みが出てから慌てて受診するようなペースでは、大切な歯を守りきれなくなってしまうかもしれません。

虫歯や歯周病のない健康な状態を維持するには、日々のメンテナンスが重要です。
信頼できるかかりつけ医を見つけて、日常的に適切なケアをしていきましょう。

歯のホワイトニングは保険適用外の自由診療!値段の相場や歯を安く白くする方法をご紹介

メイクをしたり美容院に行って美のメンテナンスをするように、歯のホワイトニングをしたいと考える方も増えてきました。

しかし歯のホワイトニングは自由診療のために、費用が高額になってしまいます。

ホワイトニングにも種類がありますので、費用と照らし合わせてご希望に沿うホワイトニングを選択しましょう。

ホワイトニングの料金の相場やホワイトニング以外の安く歯を白くする方法をまとめました。

ホワイトニングは保険適用外

ホワイトニングは歯の治療を目的とした治療ではなく、歯を白くする美容目的の診療となります。

そのため保険適用外となり、費用が高額となってしまいます。

歯科では保険適用となる診療があれば、保険適用外となる診療もあります。

  • クリーニング…保険適用
  • マニキュアも…保険適用外
  • インプラント…保険適用外
  • セラミックなどのかぶせ物…保険適用外

以下で、それぞれの治療方法などについても解説していきます。

クリーニング

歯のクリーニングは、歯垢や歯石を除去して歯周病の予防を目的としています。

審美目的ではなく、治療となるために保険適用内です。

ただし、虫歯や歯周病を予防するためのクリーニングであれば保険適用ですが、審美目的の場合のクリーニングは自由診療になる場合もあるので注意しましょう。

マニキュア

歯の表面に塗料を塗り、歯を白く見せるマニキュア保険適用外です。

ホワイトニングは歯そのものを白くしますが、マニキュアは塗料が剥がれてしまえば元の色に戻ってしまいます。

メリットとしては、痛みがなくすぐに効果を実感できる点です。

ただし、短期間しか効果が続かない上に、自由診療のために高額となります。

インプラント

あごの骨に埋め込む人工歯根をインプラントと呼び、1本から治療可能です。

インプラントは英語で「implant」という表記になり、植え付ける、差し込むという意味があります。

インプラントは、以下の場合は保険適用内です。

  • 病気や事故で顎骨を広く損傷した
  • 1/3以上の顎骨が生まれつき欠損、もしくは形成不全

虫歯や歯周病などが原因で歯を失った場合には、自由診療となります。

セラミックなどのかぶせ物も保険適用外

セラミックは自然な色合いで、歯並びを美しく見せられる治療です。

歯を削ってセラミックなどの被せ物をして歯を白く見せられます。

審美目的の治療となりますので、保険適用外です。

ホワイトニングよりも耐久性もありますので、5年~10年ほどもつと考えてよいでしょう。

ホワイトニングの種類

歯のホワイトニングには、種類があります。

ホワイトニングにかかる時間や費用、どのようなメリット・デメリットがあるのかを正しく理解して、適切な方法を選択しましょう。

  1. ホームホワイトニング
  2. オフィスホワイトニング
  3. デュアルホワイトニング
  4. セルフホワイトニング

それぞれホワイトニングの方法の違いについて、ご説明します。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングとは、その名の通り自宅でできるホワイトニングです。

最初の1回は歯科医院に来院してマウスピースを作製し、薬剤を処方してもらいます。

自宅で好きなタイミングでホワイトニングできますが、使用する薬剤は低濃度のものとなり、白さを感じるまでに時間がかかります。

オフィスホワイトニング

歯科医院で有資格者が行うのが、オフィスホワイトニングです。

ホームホワイトニングよりも高濃度の薬剤が使用できますので、効果がすぐに出るのがメリットです。

ただし、色戻りしやすく痛みを伴う場合があります。

デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングで歯を白くした後に、ホームホワイトニングでケアをしていくのがデュアルホワイトニングです。

即効性のあるオフィスホワイトニングと持続性のあるホームホワイトニングを合わせた方法で、理想の白さを持続させやすいメリットがあります。

歯への刺激で知覚過敏が起こってしまう場合もありますので、医師と相談しながら進めていきましょう。

セルフホワイトニング

美容サロンやその他の専門店で行っているのが、セルフホワイトニングです。

スタッフの指示で自分でホワイトニングをしていきます。

歯に着色やくすみがある場合には効果を感じられますが、歯そのものを白くする効果はありません。

ホワイトニングの料金相場

歯のホワイトニングは保険適用外で自由診療となります。

そのためホワイトニングはその内容や歯科医院によって、費用も変わってきます。

ホームホワイトニング

約10,000円~30,000円

(マウスピース作製)

ホームホワイトニング

約5,000円~10,000円

(薬剤1週間)

オフィスホワイトニング 約20,000円~70,000円
デュアルホワイトニング 約50,000円~80,000円
セルフホワイトニング 約2,000円~5,000円

ご紹介した料金は、あくまでも目安となります。

効果が持続する期間にも差がありますので、ご自身に合う方法を選択できるようにしましょう。

ホワイトニングの成分

歯のホワイトニングに使用される主な成分は、過酸化水素過酸化尿素です。

オフィスホワイトニング 過酸化水素 傷口の消毒や耳や口腔粘膜の消毒などにも使用されている成分
ホームホワイトニング 過酸化尿素 濃度の薄い薬剤で資格がなくても扱える

これらの成分には、歯の汚れを分解して色を白くする効果が期待できます。

歯を白くする濃度の濃い過酸化水素を使うには、歯科医師免許が必要です。

お金をかけずに歯を白くする方法

歯科医院でのホワイトニングは、費用がかかってしまうのが最大のデメリットといえます。

プロのホワイトニングをする前に、自宅で安く歯を白くする方法を5つご紹介します。

  1. ホワイトニング歯磨き粉
  2. 着色除去機能付き電動歯ブラシ
  3. 歯のクリーニングをする
  4. 歯の消しゴム
  5. 歯のホワイトニングペン

​これらの方法は歯科医院でのホワイトニングの効果に勝る方法とは言えず、歯そのものを白くする方法ではありません。

ご自宅で気軽にホワイトニングを試してみたい人は、試してみるのも良いでしょう。

ホワイトニング歯磨き粉

毎日使用している歯磨き粉に、ホワイトニング成分が配合されたタイプを選んでみましょう。

  • 分割ポリリン酸ナトリウム
  • ヒドロキシアパタイト

など、ホワイトニング歯磨き粉には汚れを落としてホワイトニング効果を持続させる成分が含まれています。

海外のホワイトニング歯磨き粉は、「酸化水素」「過酸化尿素」など日本で市販が禁止されている成分が含まれる場合もありますので注意しましょう。

着色除去機能付き電動歯ブラシ

着色汚れを除去する機能に特化した電動歯ブラシを選ぶのもよいでしょう。

着色汚れのステイン除去に特化した電動歯ブラシなど、ネット通販でも種類が豊富です。

歯科医師が監修している電動歯ブラシもあるので、使い心地のよい1本を見つけてください。

歯のクリーニングをする

歯のクリーニングは、虫歯や歯周病の予防としての治療となり、汚れを落とすことが目的となります。

通院の負担も少ないですし、何より口腔内を清潔に保てる方法でもあります。

ただし、あくまでクリーニングであるため、歯を白くする効果には期待できません。

歯の消しゴム

歯の消しゴムとは、気になる部分を擦るだけで歯を白く見せるホワイトニンググッズのひとつです。

ドラッグストアやディスカウントストアなどで購入可能でき、手軽にホワイトニングを試せます。

しかし使いすぎると歯のエナメル質を傷つけてしまうというリスクもありますので、一時的な効果を求める場合に向いている方法といえるでしょう。

歯のホワイトニングペン

ホワイトニングペンとは、歯を白くするジェルが入っているペン状のホワイトニンググッズです。

歯に塗って数分おき、洗い流すだけなので、自宅でも簡単に試せます。

初めてで慣れない場合はムラになってしまったり、染みて痛みを感じたりするなどのトラブルもあるので慎重に使用しましょう。

ホワイト二ングの注意点

歯のホワイトニングをすれば、「必ず永久的に歯が真っ白になる」というわけではありません。

ホワイトニングを受ける前に、注意点をチェックしておきましょう。

  1. 虫歯があるとホワイトニングできない
  2. 着色しやすい食べ物を避ける
  3. 白くならない歯もある
  4. 色が戻ってしまう場合もある

それぞれの注意点を理解した上で、ホワイトニングを行ってください。

虫歯があるとホワイトニングできない

ホワイトニングをしたいと思ったタイミングで虫歯があると、虫歯治療を優先させなければいけません。

虫歯を放置してしまうと、虫歯が進行したり、ホワイトニングの薬剤が詰め物の固定を剥がしてしまったりする可能性があるからです。

さらに、歯科医院でのホワイトニングで使用する薬剤は高濃度のために効果は期待できますが、虫歯にしみてしまうという危険もあります。

着色しやすい食べ物を避ける

ホワイトニングの後は再着色しやすい状態となっていますので、食べ物に注意が必要です。

ホワイトニングによってペリクルがなくなっていますので、色が抜けやすく、着色しやすい状態になっています。

そのため、コーヒーやカレーなどの色の濃い食べ物や飲み物は、控えるようにしましょう。

さらにイソフラボンはポリフェノールの一種で着色の原因になりうるために、豆腐や豆乳もNGです。

ペリクルが剥がれている状態で刺激を受けないよう、酸味のあるレモンや炭酸飲料も我慢しましょう。

白くならない歯もある

歯科医院でホワイトニングをしても、白くならない歯もあるので覚えておきましょう。

  • 神経をなくした歯
  • 被せ物をしている歯
  • 金属による変色
  • エナメル質が十分でない歯

これらの歯の場合は、ホワイトニングの効果が出ません。

しかし白くする方法がないわけではありませんので、原因がわかれば相談可能です。

色が戻ってしまう場合もある

ホワイトニングの後の飲食物で再度着色し、色が戻ってしまう方もいます。

そもそもホワイトニングは永久的な白さを保証するものではありませんので、常にケアが必要です。

自宅でできるケアを持続させたり、定期的にホワイトニングに通い、メンテナンスをしたり、細かなケアをしなければいけません。

タバコなど日常的な悪習慣がある方も色戻りしやすいので、注意してください。

ホワイトニングは歯科医院で行いましょう

歯のホワイトニングは、虫歯治療や歯周病予防よりも生活のクオリティを向上させてくれるものです。

しかし、自宅でできる簡単なホワイトニングでは効果がでにくいので、確かな技術と知識のある歯科医院での相談をおすすめします。

どのホワイトニングにするか迷っているという方も、まずは相談して、自分に合っている方法を見つけてください。

歯科ドックとは?受けるメリットやかかる費用や時間を紹介します

全身の健康をキープするために、人間ドックを受けている方は多いでしょう。人間ドックのほかに、口内を中心にチェックする「歯科ドック」というものもあることをご存じでしょうか。いつまでも自分の歯で美味しくご飯を味わいたい方は、口周りを健康に保つために歯科ドックもあわせて受診するのがおすすめです。

当記事では、歯科ドックの概要や受けるメリット、受けるべき人の特徴やかかる時間、費用相場、検査内容、受診頻度などについて解説します。歯科ドックがどのようなものなのか知りたい方、歯科ドックを受けてみたいと思っている方は、ぜひお読みください。

歯科ドックとは?

歯科ドックとは、一言でいえば口に特化した人間ドックです。歯科ドックを実施することで、口内に隠れた病気を早期に発見したり、治療したりすることにつなげやすくなります。

歯科ドックでは、歯や歯茎、口内全体の状態を詳細に検査します。そうすることで、大きな虫歯・歯周病だけでなく、自覚症状の少ない初期段階の虫歯や歯周病を見つけ出すことが期待できるのです。

「口のなかの検査ということであれば、一般的な歯科医院の定期検診とほとんど一緒ではないのか」と思った方も多いでしょう。しかし歯科ドックでは、一般的な定期検診よりもさらに広い範囲で検査を実施します。幅広く検査することで、普段の検診では見つけにくいような病気も見つけられる可能性が上昇します。

歯科ドックを受ける3つのメリット

歯科ドックを受けることで、以下3つのメリットを享受できる可能性があります。

  1. 口内の状態を正確に知れる
  2. 全体的な治療費が安くなる可能性がある
  3. 身体への悪影響を軽くする

1.口内の状態を正確に知れる

前述のとおり、歯科ドックでは歯や口のなか全体を徹底的に検査します。さらに口内だけでなく、顎周辺の筋肉についてもチェックを行います。一般的な歯科検診よりも詳細かつ全般的に検査を実施するため、普段の検診ではチェックしにくいような虫歯のリスク・口臭の度合いなどについても知れるでしょう。

また、詳しい検査を行うことで口内にある病気の早期発見を目指しやすくなっている点も強みです。

虫歯や歯周病は、基本的に放っておいても治ることがなく、放置すればするほどに症状が悪化していきます。費用や手間、痛みや歯のダメージを抑えて治療を行いたい場合、早く見つけて早く治すことが欠かせません。早期発見から早期治療につなげやすい点も、歯科ドックのメリットだといえるでしょう。

さらに歯科医院によっては、歯科ドックの結果をもとに患者さん一人ひとりに合ったメンテナンスの方法を提案してもらえるケースもあります。残っている歯の数や噛み合わせ、顎の状態など、総合的な観点から導き出された有効的なメンテナンスの方法を教えてもらえます。

自分に合ったメンテナンスをこまめに続けていくことで、口内の健康状態がキープしやすくなり、虫歯や歯周病を予防しやすくなるでしょう。

2.全体的な治療費が安くなる可能性がある

歯科ドックを受診するとなると「高い費用がかかるのではないか」と不安になる方も多いでしょう。しかし歯科ドックを受診しておくことで、将来的に経済面で得できる可能性があります。

歯科ドックのような検診を長い間受けずにいると、口のなかにある虫歯や歯周病に気づけず、知らない間にどんどん進行してしまうことがあります。とくに歯周病は自覚症状が出にくい病気であるため、患者さん自身では気づけないケースも多いものです。

虫歯や歯周病が重度になってから歯科医院に行った場合、初期に比べて治療が困難になるため、治療費もかさみやすくなります。しかし歯科ドックで初期の虫歯や歯周病を発見し、早期に治療を行っておけば、治療にかかる費用も安くなる可能性が高まります。

上記からもおわかりいただけるように、病気になっていた場合の治療費を考えると、歯科ドックを行った方が全体的な出費が安くなる可能性があるのです。

3.身体への悪影響を軽くする

2.でも解説したとおり、虫歯や歯周病が重度になってから治療を行うと、患者さんにさまざまな負担がかかります。かかる負担は、治療費だけではありません。歯を抜く必要が出てきたり、大掛かりな手術を行わねばならなくなったりと、治療を行う上で身体的な負担も増える可能性があるのです。

しかし歯科ドックで早期に病気を発見し、治療を行えば、手術や抜歯といった行為を避けられる可能性が高まります。健康な歯を1本でも多く残したい方や手術・抜歯が怖いと感じる方、身体的負担を感じる治療に不安がある方は、ぜひ歯科ドックで病気の早期発見を目指してみてください。

歯科ドックを受けるべき人の特徴

歯科ドックはどのような方にもおすすめできる検診ですが、以下のような方々は、とくに歯科ドックを受けることを推奨します。

口臭が気になる人

歯科ドックでは、口臭検査を受けられます。口臭検査を受診することで、口臭の成分や原因が調べられます。また、調べた内容を確認することで、口臭を予防することも期待できるでしょう。

歯茎の出血がある人

最近歯茎から血が出たことのある方は、歯科ドックで詳しい検査をしてもらうのがおすすめです。歯茎からの出血は、歯周病の症状のひとつであるためです。歯周病は歯を失う可能性のある重大な病気であるため、歯科ドックでの早期発見を目指しましょう。

歯の寿命を延ばしたい人

虫歯や歯周病が気づかないうちに重症化してしまうと、抜歯しなければならなくなる可能性があります。歯科ドックの検査を通して病気を早期発見することで、自分の歯の健康が保たれ、多くの歯を長く残せる可能性が上昇するでしょう。

歯科ドックを受ける際にかかる時間

歯科ドックを受ける場合、合計で2時間30分〜3時間程度の所要時間が発生します。初めに、1時間30分〜2時間ほどの検診が実施されます。そして検査した内容をもとに、診断結果の説明が1時間程度行われる形です。

病院によっては、歯科ドックの前にカウンセリングを1時間30分程度実施することもあります。カウンセリングでは、主に以下のようなことを行います。

  • 口内に関する悩みの相談
  • レントゲン撮影
  • 口のなかの撮影と、撮影した写真をもとにした検査

歯科ドックにかかる費用相場

歯科ドックにかかる費用相場は、2〜5万5,000円程度です。歯科医院によって大きな差があるため、受診を考えている方は近所の歯科医院のウェブサイトなどで確認してみるのがおすすめです。

ちなみに歯科ドックは、基本的に自費診療で行われます。保険は適用されないため、あらかじめご注意ください。

歯科ドックでの検査内容

歯科ドックの検査内容は病院によっても異なりますが、主に以下のようなことが行われます。

問診

治療に対しての希望や口内の状態などについて、歯科医師と話し合い・カウンセリングを行います。

口内の検査

歯や歯の周りの組織、粘膜、舌の状況を調べます。また口内の病気だけでなく、癌や重い全身疾患の症状が口内に出ていないかについてもチェックを行います。

口内の撮影

口のなかの写真を撮ります。撮った写真は、口内の病気を患者さんに説明するときや治療計画を立てるとき、定期検診を長期で実施するときなどに役立てられます。

レントゲン撮影

顎のレントゲンを撮影します。レントゲンを撮ることで、虫歯や歯周病があるか・腫瘍がないか・歯槽骨(歯の根っこを支えている骨)がどうなっているかなどを調査します。

噛み合わせのチェック

悪い噛み合わせになっていないか、顎関節症を発症していないかといったことを調べます。

唾液検査

唾液がどの程度分泌されているか、酸を中和する役割は果たせているか、菌にしっかりと抵抗するか、といったことを調べます。

虫歯のチェック

口内に虫歯があるかどうかや、虫歯の原因などについて調べるものです。すでに治療を終えた虫歯の状態についてもチェックを行います。

歯周病のチェック

歯周病があるかどうかや、歯周病の進行度合いなどについて調べます。

口臭検査

口臭を発生させる原因のひとつとなる成分「揮発性硫化化合物」を測定します。口臭の原因や予防方法などを知ることができます。

虫歯菌の検査

口のなかにラクトバチラス菌やミュータンス菌がどの程度潜んでいるかを検査します。これらは、虫歯を引き起こす原因だといわれている菌です。虫歯菌を検査することで「どのくらい虫歯になりやすいか」「虫歯はないか」「見えにくい場所に虫歯は隠れていないか」といったことがチェックできます。

歯科ドックを受診する頻度はどれぐらい?

歯科ドックは、1年に1回受けるのが理想です。虫歯や歯周病は、いつかかるかわかりません。最後に歯科ドックを受けた際は問題なかったとしても、数年経てば新たに病気を発症している可能性は十分にあります。定期的な受診で早期発見につなげましょう。

現在抱えている病気だけでなく、今後かかる可能性のある病気の予防にもつながるため、毎年忘れずに受診してください。人間ドックや健康診断など、ほかの検診とともに受診するようにすることで、受診し忘れを防ぎやすくなります。

まとめ

歯科ドックとは、口内を中心に検査を行う人間ドックのようなものです。歯科ドックを定期的に受診することで、口のなかに隠れた病気の早期発見や早期治療につなげやすくなります。

病気が早期に治療できれば、治療費が安くなったり、身体への負担が軽減されたりすることにもつながるでしょう。歯科ドックでは、噛み合わせのチェックや口臭検査、虫歯菌の検査など、さまざまなことを実施します。新たな病気を早めに見つけるためにも、歯科ドックは1年に1回のペースで受診するのがおすすめです。

グラーツデンタルケアは、東京都の杉並区に位置する歯科医院です。精密な顕微鏡を使用することで、虫歯の治療から手術までさまざまな場面で安全性にこだわった治療を実現しています。歯に関するお悩みや不安をお持ちの方は、ぜひ一度お越しください。

ホワイトニングで痛いと感じたときの対処法|考えられる痛みの原因も解説

ホワイトニング治療をしたあとに「痛みやしみる感覚を覚えた」という声を聞いて、不安に感じている方は多いでしょう。また、実際に治療を行って痛んだりしみたりした方もいるはずです。では、なぜホワイトニング治療を行うと痛みが発生するのでしょうか。また、痛みはどのようにすれば抑えられるのでしょうか。
当記事では、ホワイトニングで痛いと感じたときの対処法や痛みを感じる仕組み、痛む理由、痛みが続く期間などについて解説します。ホワイトニングで痛いと感じて困っている方・痛みを抑えたい方は、ぜひお読みください。

ホワイトニングで痛いと感じたときの対処法

ホワイトニングで痛いと感じたときは、以下の対処法を試すことで痛みを和らげられる可能性があります。

  1. うがいや歯磨きをする
  2. 熱い食べ物や冷たい食べ物は避ける
  3. 痛み止めを服用する
  4. 知覚過敏用の歯磨き粉を使う

1.うがいや歯磨きをする

うがいや歯のブラッシングを実施し、口内に残ったホワイトニングジェルを口の外に吐き出しましょう。ホワイトニングジェルが口のなかに残っていると、歯に刺激を与え、痛みを生じさせ続ける可能性があるためです。痛みを感じている歯を中心に磨くことで、よりしっかりにジェルを落としやすくなります。

歯磨きを行う際、とくにおすすめの歯磨き粉は、フッ素が配合されたものです。フッ素入りの歯磨き粉は、歯のしみる感覚を抑える作用が期待できるためです。なお、うがいや歯磨きをしても大抵すぐには治りません。痛みが引くまでには時間がかかるため、口内を清潔にしたらしばらくそっとしておくようにしましょう。

2.熱い食べ物や冷たい食べ物は避ける

ホワイトニングをした直後は知覚過敏になっている可能性が高いため、軽い刺激でも大きな痛みを引き起こしやすい状態にあります。とくにホワイトニングを行ってから24時間後までは、知覚過敏の状態が続きやすいため注意しましょう。

知覚過敏の症状のひとつとして「冷たい食べ物が歯にしみる」という話をよく聞く方も多いのではないでしょうか。しかし冷たい食べ物や飲み物だけでなく、熱い飲食物もしみる可能性があるため注意が必要です。熱いお茶やアイスなど、温度が極端な飲食物はしばらく控えるようにしましょう。

3.痛み止めを服用する

痛みが長引く場合や耐えかねる痛みが続く場合は、痛み止めを服用するのもひとつの手です。痛み止めは、基本的に市販のもので問題ありません。なお、より安心して治療するためにも、使用の際は事前に歯科医師へ確認をとってみることをおすすめします。

ただしほとんどの痛み止めは、痛みを根本的に治療するものではありません。痛みが異常なほど長引いていたり、強かったりする場合、口内に何かしらの問題が起きている可能性もあります。飲んで一時的に痛みが引いたからといって油断せず、医師に相談してみるのがおすすめです。

4.知覚過敏用の歯磨き粉を使う

歯磨き粉のなかには、知覚過敏の方向けのものも存在します。こうした歯磨き粉は、歯の表面をコーティングしてくれる作用が期待できます。知覚過敏の方向けの歯磨き粉を日常的に使い続けることで、ホワイトニングの際に痛みを感じにくくなる可能性があるでしょう。

歯が痛いと感じる仕組み

歯は、主にエナメル質・象牙質・神経というもので構成されています。エナメル質とは、歯のもっとも外側を覆っている硬い組織のことです。エナメル質の下には象牙質という組織があり、さらに象牙質の下には神経が通っています。

神経が通っていないエナメル質は、基本的に痛みを感じません。対して神経の近くにある象牙質は繊細で、刺激を受け取ると体に痛みを感じさせます。刺激の具体例としては、ホワイトニングの薬剤や辛い料理、熱い飲食物や冷たい飲食物などが挙げられるでしょう。

普段はエナメル質が象牙質を守ってくれているため、歯に刺激を受けても痛みを感じにくくなっています。しかしエナメル質がダメージを受けると、象牙質を守れなくなるため、痛みを感じやすくなるのです。

ホワイトニングは、すべての人が痛みを感じるわけではありません。痛む人もいれば、痛まない人もいます。ホワイトニングで歯が痛む場合、エナメル質が傷ついており、薬剤が象牙質にまで届いてしまっている可能性が高いといえます。

ホワイトニングで痛いと感じる理由

ホワイトニング治療によって痛いと感じることがあるのは、なぜなのでしょうか。痛みを感じる理由として考えられるのは、主に以下の4つです。

  1. 虫歯
  2. 歯の削れやひび
  3. 歯周病
  4. ホワイトニングの濃度の高さ

1.虫歯

口のなかに虫歯がある場合、ホワイトニングで痛みを感じるケースがあります。歯が虫歯になると、歯の表面にあるエナメル質が溶け出します。するとエナメル質が象牙質を守れなくなり、ホワイトニングの薬剤が神経にしみやすくなるのです。

そのほか、虫歯を治療したあとに入れる詰め物が原因となっているケースもあります。入れた詰め物に隙間ができていると、そこから薬剤がしみて痛みを生じさせる可能性があります。

治療していない虫歯がある方や、詰め物がしっかりと詰まっていない方は、ホワイトニングよりも先に適切な虫歯の治療を行うのがおすすめです。先に治療することで、ストレスを抑えてホワイトニングを行えるでしょう。

ちなみに虫歯治療の一環でもともと詰め物や被せ物を入れていた場合、その詰め物などがホワイトニングによって白くなることはありません。歯だけが白くなる形となります。

もしもホワイトニングを行ってから虫歯治療を行った場合、虫歯が治療しにくくなるケースがあるため注意が必要です。

ホワイトニングには、複数の種類があります。歯医者で実施するオフィスホワイトニングの場合、1〜2週間に1回のペースで複数回実施します。自宅で実施するホームホワイトニングの場合は、1〜2週間の間毎日行うことになるでしょう。

上記のように、ホワイトニングというのは1回で終わらず、複数回続けて行うのが基本です。つまりホワイトニングを先に行うことに決めた場合、虫歯を治療するのがどんどんあとになっていってしまいます。

治療せずホワイトニングを実施している間も、虫歯の症状は変わらず進行し続けます。進行を放置した状態でホワイトニングを続けることになるため「放置していたらいつの間にか重度の虫歯にまで到達していた」といった事態にもなりかねません。

虫歯が大きく進行すると、ホワイトニングだけでなく虫歯自体の痛みも強くなります。痛みを避けたい方は、できる限り虫歯を先に治すようにしましょう。

2.歯の削れやひび

歯が削れていたり、ひびが入っていたりする場合、エナメル質の下にある象牙質にまで刺激が届きやすくなります。この状態でホワイトニングを実施した場合、薬剤がしみやすくなるでしょう。

歯が削れる主な原因は、歯の食いしばりや歯ぎしりです。食いしばりや歯ぎしりを行うと、歯に強い負担がかかり、削れることがあります。

また、象牙質まで届くようなひびがエナメル質に入っている場合も痛みを感じやすくなります。ひびは患者さん本人が自覚しにくい側面もあるため「ホワイトニングで痛みを感じるまでひびが入っていると知らなかった」という方も少なくありません。

歯が削れている場合は、削れている場所を保護してから実施することで、痛みを感じにくくなる可能性があります。ひびが入っている場合は、ひびの場所にカルシウムやアパタイトといったものを埋め込んで象牙質をカバーし、ホワイトニングを行う形で対処します。

3.歯周病

周病が進むと、歯茎が下がり、歯の根っこの部分がむき出しになります。歯の根っこにはエナメル質が存在していないため、むき出しになった根っこはエナメル質に守られません。エナメル質がなく、露出した状態になっている象牙質にホワイトニングの薬剤が触れると、刺激を強く感じ、痛みを生じさせやすくなります。

歯周病がある方は、先に治療を行ってからホワイトニングを実施するようにしましょう。

4.ホワイトニングの濃度の高さ

ホワイトニングに使用するジェルは、人体に対する安全性が広く認められた薬剤です。とはいえ濃度が高いホワイトニングジェルを使用すると、人によっては痛みを感じる可能性があります。とくにエナメル質が薄い方は、痛みやしみた感覚を覚えやすいため注意が必要です。

ホワイトニングで痛みを覚えやすい方は、濃度が低く、刺激が比較的弱いジェルを選択することをおすすめします。

ホワイトニングが痛いのはいつまで続く?

ホワイトニングによって感じた痛みは、数時間から数日で治まるケースがほとんどです。そう長く続くことはほとんどないため、ご安心ください。

なおいくら経っても痛みが治まらない場合や、あまりにも痛みが強すぎるという場合は、別の深刻な症状が隠されている可能性もあります。痛みに対して違和感を覚えた場合は、歯科医院に相談してみることをおすすめします。

まとめ

ホワイトニングで感じた痛みは、うがいや歯磨きを行ったり、痛み止めを服用したりすることで和らげられる可能性があります。痛みを感じる場合、虫歯や歯周病があったり、歯にひびが入っていたりすることが理由として考えられるでしょう。

ホワイトニングによる痛みは、大抵の場合数時間から数日程度で治まります。なお数日経っても痛みが引かない場合や、過度に強い痛みを感じる場合は、何かしらの異常が起きている可能性もあります。気になる場合は、歯科医院に相談してみるのがおすすめです。

グラーツデンタルケアは、東京の杉並区にある歯科医院です。

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